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既存外壁をはがさずカバー工法でのリフォーム工事

外壁の劣化が目立ち、そろそろリフォームをしたいとのお問合わせでお伺いいたしました。
K様邸は今までメンテナンスを行っておらず、新築から20年近く経っておりました。屋根は洋瓦で調査しても問題はありませんでした。外壁は一見、悪くないですが、近くで見ると割れや反り、浮いている箇所もありました。劣化がかなり進んでいて悪い状態でした。


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施工前

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施工前

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施工前

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施工前


外壁を補修して、塗装することも可能ですが、お客様とメリットやデメリット、今後のメンテナンスのことを考え、今回は外壁の重ね張り工法(カバー工法)でリフォームを行うことにしました。
重ね張り工法の特徴は次のようなことが言えます。
【メリット】
・大幅なイメージチェンジができ、新築のような外観になる。
・既存外壁をはがさないため、張替えに比べると廃材が少なく、工期も短い。
・重ねて施工することで、断熱、遮音効果の向上に期待できる。
・自宅に住みながらのリフォームが可能。
【デメリット】
・塗装に比べると初期費用が高価。
・配管交換など附帯工事費が必要な場合がある。
他にもメリット、デメリットはありますので、予算、付加価値などを考慮して検討しましょう!

今回、外壁材に採用したのはニチハのセンターサイディングです。センターサイディングの構造はこのような建材です。
1、 耐久性、断熱性に優れた三層構造
表面材は塗装高耐食GLめっき鋼板。断熱材(心材)は硬質ウレタンフォーム。裏面材はアルミラミネート加工紙です。
2、 塗装高耐食GL鋼板は従来の亜鉛めっき鋼板に比べて約3~6倍の寿命が可能
センターサイディングの構造に関して詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.nichiha.co.jp/wall/center/point01.html

まずは商品選びです。いくつかサンプルを手配してお客様と打合せしました。
そして、ニチハの外観シミュレーションシステムを使用して、実際の建物に似せて画像を作成、サンプルの色をのせ、シミュレーションを作成しました。3種類作成して今回はこちらに決定しました。


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サンプル

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シュミレーション


施工方法を紹介します。
まずは、胴縁を既存の外壁に留め付けします。今回は樹脂胴縁を使用しました。そして、水切り、防水紙を張ります。その後、先付けの部材を付け、本体の張り付け、後付けの部材を留め付けして、必要な箇所にコーキングして完了です。
施工の一連の流れは次のような施工です。

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胴縁、水切り

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防水紙

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先付け部材

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本体

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コーキング


外壁以外のところは塗装を行いました。附帯部もキレイになりました。
どうでしょうか?本当に新築のようになりましたね。

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完工写真


もちろん、塗装よりは初期費用がかなりますが、付加価値がたくさんあります。
デザインを一新できること。断熱効果が向上すること。耐久性も塗装よりも格段に良いこと。
シミュレーションも活用でき、イメージ通りでした。外装リフォーム工事を検討し始めてから約1年でようやく完工できました。予算は少しかかってしまったが、やって良かったと言ってもらえました。
お客様も出来上がりには大変満足されていました。
建物によっては適用できないこともありますが、リフォームの際は是非、検討してみてください。

外壁の重ね張り工法(カバー工法)にご興味を持たれた方や外壁、屋根のリフォームを含め外装リフォーム工事をもっと知りたい方は是非、お問合わせください。