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足場仮設工事の重要性と影響を検証してみた!リフォームスタジオニシヤマ

塗装工事や屋根工事、外壁張替工事など建物の外側のリフォーム工事には仮設足場が欠かせません。
塗装工事や外壁工事などは実際に人が仕上げる工事のため、足場状況の善し悪しで工事の完成度は大きく変わってきます。例えば職人さんが施工しやすい足場であれば、キッチリと施工し仕上げることができますが、危険な足場やぐらつく足場で作業する場合、やり辛い状況では施工に100%集中出来ず、手間も余分にかかり仕上げの綺麗さに気が回らない事もあります。それこそ手がギリギリで届くような位置を丁寧に仕上げることなどできませんからね。足場工事は施工する職人さんのために安全で施工性の高い足場が求められます。
そんな足場がどのように組まれていくのか、足場の適正価格はいくらかをご紹介していきます。


①事前調査~打ち合わせ
これが一番大事といっても過言ではありません。事前に測量しどのように足場を組むかで必要な部材も変わってきますので正しい足場を組むために現場の下見が必要不可欠です。

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施工前の写真です。建物の配置図、平面図を確認しながらどのような足場部材がどれだけ必要になるかを計画していきます。
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施工前写真別角度です。カーポートがあるので注意が必要です。



②材料配り
仮設足場の計画を立てたら、部材を配布していきます。
この時点で割り付けを完了します。

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足場部材です。数々の部材を駆使して適切な足場を組みます。
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建物周辺に足場部材を配っていきます。配りながら細かな部材で微調整していきます。



③ 高さの割り出し
部材配布が完了したら高さを割り出します。
床材(アンチ)一段目の高さは大体1800~2000mm程度。
この高さで軒天井まで上げた際に軒と床の高さが1800mm程度に収まるようにベースジャッキなどで調整し計画します。

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高さ調整が完了したら、建地を設置して組付け開始です。



④建地、手摺、巾木、床(アンチ)を組む
基本は作業性を高めるために奥から手前に向かって組んでいきます。
計画がしっかりしていれば、この段階は非常にスムーズに進んでいきます。

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作業者自身の足場を作りながら組んでいきます。
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床部材を組み付けた様子。これを全面に組んでいきます。



⑤昇降階段設置
作業者がスムーズに安全に昇降するための階段を組みます。
住宅リフォームの仮設足場である程度スペースが確保できる場合、基本は1間(1820×1820)のステージ型にしていきます。

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昇降階段設置の様子です。
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昇降階段設置完了



⑥養生ネット張り、イメージシートの設置
塗料が飛散しない為、作業者の落下防止、道具や材料の落下防止のためにネットを張ります。
このネットをキチンと張り上げなければ塗装時に飛散事故などが起こりやすくなりますので非常に大事な工程です。

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グレーの養生ネットを全面に張っていきます。
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ネット張り中の下部の様子。しっかりと下の方まで張っていきます。



⑦仮設足場工事完了。
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完成写真です。
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完成写真、別角度からの撮影です。


綺麗な仮設足場ですね。床の幅もレギュラーアンチといい600mm幅のタイプを採用。
レギュラーアンチで組むと歩きやすく作業性も非常に高くなります。狭小地の住宅街ですとハーフアンチ(300mm)や150mmタイプのアンチで対応します。こういった綺麗な足場ですと作業者もお施主様も近隣の方も安心して工事にかかわることができますね。

冒頭にも記述がありましたが、足場の善し悪しで作業の質が大きく変わります。安すぎる足場や法定基準を無視した足場には十分に気を付けましょう。

作業中に事故などがあり、適切な足場で作業してないことが判明した場合その会社様は最悪、営業停止となってしまいます。その場合一番困ってしまうのはお客様です。
会社が潰れて工事保証が受けられないケース、最悪の場合、工事途中で作業停止となるケースなどもございます。

外装リフォームなどをご検討の際は上記内容にも十分に気を付けて工事業者を選定しましょう!

また、適正な足場を組むかどうかの見分け方と金額の相場ですが、下記の内容に注意してください。
①事前打ち合わせを行ってくれるのか
②金額が適正か(30坪前後の建物で15~20万円が相場です。)
※足場代無料です、自社で材料持っているので5万円で組みます。などのトークには要注意です。
確かに自社で材料を持っていれば2~3万円原価を抑えることができますが、所詮その程度です。金額の内訳はほとんどが人件費ですから。

この2点をしっかり抑えておけばひとまず安心です。

あとは狭小地やカーポートやサンテラスが隣接している場合はどのように組まれるのか、隣地の境界を越えて足場を組み立てたりしないか、事前の近隣挨拶はしっかり行ってくれるのか。そういった点を質問してみると、業者の方もより考えて足場を組んでいただけると思います。

よりよい外装リフォームを実現するためにも足場仮設工事は非常に大事なポイントです。
確かにご自分の財産にならない部分ですが軽視することなく考えることが外装リフォーム成功の秘訣ですよ。