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スレート屋根塗装について~最適な改修方法とは!?~

スレート屋根塗装について

外壁塗装を検討される中で屋根塗装工事も一緒に提案を受けることが多いかと思います。
しかし多くの方は屋根塗装は雨漏れしないためにする考えをお持ちの方が多いのですが実は雨漏れを防ぐことはできないのです。
多くのかれます。無皆様にこの話をすると「え!?」と驚理もありません。
ほとんどのお客様、塗装屋さんが雨漏れしないようにと塗装をされているのですからそう思っても不思議ではありません。
今回なぜ塗装では雨漏れを防げないのか、どのようなメンテナンスが適切かご紹介いたします。



多くの建物で使用される平板カラーベスト、スレート屋根とも呼ばれます。カラーベストの寿命は20~25年ほどとされています。



屋根材は経年劣化により、塗膜表面の色あせ、カビ、コケ、ひび割れなどが発生してきます。


【断面図1】

【断面図2】

なぜ表面を塗装しても雨漏れを防ぐことができないのか、それはカラーベストの下にある防水紙(ルーフィング)が大きく関係しています。
屋根の【断面図1】です。
下地に野地板があり、その上にルーフィング→屋根仕上げ材(カラーベスト)があります。

【断面図2】の図からわかるように屋根材にはあえて隙間を設けています。これは屋根材とルーフィングの間に発生した湿気、浸水した水を排出するためにわざと設けてあります。
そのため雨水などは隙間から排出できます。雨漏れを実際に防いでいるのは防水紙(ルーフィング)なのです。
防水紙の寿命は25年~30年とされているため、メーカーからも築25年以降のお宅は葺き替えまたは金属屋根によるカバー工法が推奨されております。


塗装を行うことによりこうした隙間も少なからず埋まってしまうため、湿気や雨水などを排出しづらくなり、下地を痛めやすくするデメリットがございます。
もちろん塗装前に隙間を塞がないためにタスペーサーという副資材を使用しますが100%隙間を確保するものではありませんので塗装前より屋根材下の環境は悪くなってしまいます。


それでは屋根塗装にはメリットはないのか?と思われますがそれも違います。
塗装をすることにより【美観性の向上】【遮熱塗料による熱の軽減】などメリットはあります。
しかし【雨漏れしないため】という意味合いで施工されると失敗してしまうので注意です。


適切なメンテナンスとしては
築10~15年の場合【美観性向上・熱軽減の為の塗装、または何もしない】であれば適切と言えます。
築20~25年の場合【葺き替えまたは金属屋根による屋根カバー工法】が適切とされます。


屋根カバー工法 防水紙について

岡崎市のお客様で屋根のカバー工法が気になっていると問い合わせがあったので現地調査に伺いました。
今回はカラーベストというスレート屋根で施工がされていたのでお客様の希望通り屋根カバー工法を行いました。
カバー工法はカバーする屋根材料も重要ですが、新設するルーフィングがかなり重要になってきます。
今回はルーフィングを紹介していきます。

ルーフィングは簡単に分けて2種類あります。
・アスファルトルーフィング
・改質アスファルトルーフィング
の二種類があります。

アスファルトルーフィングはフェルトにアスファルト染み込ませて両面からアスファルトで覆っているものです。
耐久年数は15年程です。価格も安いです!
改質アスファルトルーフィングはアスファルトのほかに合成ゴムや合成樹脂を加えたもので耐久年数が長いです。
耐久年数は20年を超えています。

屋根カバー工法をする場合は20年以上メンテナンスが必要なくなるので改質アスファルトルーフィングをお勧めいたします 。


●アスファルトルーフィング●


●改質アスファルトルーフィング●


不安な方は一度ご相談いただけますと現地の劣化状況を診断したうえで適切な工事内容をご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。