外壁塗装ネタばらし
普通は教えてくれない、値段のからくりをお教えします
最近こんな声をよく耳にします。 「業者によって言うことがバラバラ」 「何を信じていいのか分からない」 「外壁塗装の金額はどれが適正なの?」 今回は、最低限知っておいてほしい4つの事と、値段のからくりを教えます。 |
ご存知の通り見積もり書は「最低このくらいはかかりますよ」というのを書面化したものです。 シリコンだといくら、フッ素だといくらになりますよといった具合です。 しかし、本来外壁塗装工事というのは人件費が大きなウェイトを占めています。 材料価格つまり塗料代というのは実は全体の2~3割程度。 残りの7~8割が施工代(手間代)となります。 当たり前の話ですが材料の仕入れ価格というのは殆ど変わりません。 限界があります。 |
お分かりの通り「人件費」です。 では人件費を安くする手段とは何があるでしょう? いわゆる「走る」といわれる作業時間短縮が考えられます。工期を短くするとも言い換えられますが、丁寧な作業には手間と時間がかかります。 走れば走るほど雑になるのは至極当然ですよね。 |
同じ建物、面積にも関わらず、あまりに安かったり値引きして安くするところは、やはり丁寧さに欠けるといってもよいのではないでしょうか。 もうひとつ考えられるのは、熟練職人よりも派遣作業員やアルバイトが施工するケースが考えられます。 それなりの経験と知識のある職人にはそれなりの対価が必要です。 いずれにしても安かろう悪かろうにならないように気をつけましょう! |
大手リフォーム会社、ハウスメーカーに多いのがこのオリジナル塗料。 「ウチは○○大学と共同で開発した・・・」とか 「どのメーカーのものよりすぐれた弊社の塗料は・・・」などと言ったりします。 |
もしどこよりも優れているのであれば塗料販売のみでいいんじゃないですか? わざわざ営業訪問したり、現場管理までしなくても・・・。そう思いません? 実はオリジナル塗料とうたっている塗料のほとんどがどこかのメーカーのラベルを張り替えただけのものなんです。 しかもそのほとんどは安い塗料にもかかわらず高値で販売されています。 |
試しに「その塗料の主剤は何ですか?溶剤ですか?2液性ですか?」と聞いてみてください。 ほとんどが水性シリコンのはずです。 |
現在一般的な外壁用塗料といえばシリコン塗料ですが、これが実は種類によって価格が全然違います。下の図をご覧ください。 |
これはリフォームスタジオニシヤマで標準仕様で使っているシリコン塗料。 商品名は日本ペイントの「ファインシリコンフレッシュ」です。溶剤系の2液型シリコン塗料です。 表の右側から3列目に記載されている価格は1缶あたりの定価です。 1缶「¥62,070-」 |
1缶「¥35,090-」 | |
ほぼ半額ですよね! これがさらにUV非対応や他メーカーの物ですとさらに安くなります。 同じシリコン塗料でも価格にこれだけの開きがあるのです! |
皆さん主剤にのみ気を取られて、付帯部のことないがしろにしてませんか? 付帯部とは、雨樋・破風・雨戸など外壁に付帯する細かい部分の事です。 折角外壁を良い塗料で塗装するのに付帯部がウレタンではバランスが取れません。 耐用年数の違いがありすぎるからです。 |
もちろん素材自体(特に木部)が持たないケースもありますが、最低でもシリコン塗料を使ってください。 ▼ちなみにウレタン塗料の価格はこちら |
どうでしたか!?これが外壁塗装工事の実態です。ちょっと寂しいですね・・・。 決して安い買い物ではありませんからこういったところにも気をつけて。 |
塗料といっても、時代の流れと共に改良が繰り返され、塗料の種類や機能は選ぶのに迷ってしまうくらい日に日に増えています。
例えば「シリコン塗料」一つとっても、バリエーションがたくさん存在し、耐久性も価格、適切な施工方法が変わってきます。
住まいの構造によっては適さないものもあるので、あなたの住まいにとって最適な塗料を選択した上で、塗料の持ち味をしっかり発揮できるように適切な工法で施工することが大切なのです。
例えば「シリコン塗料」一つとっても、バリエーションがたくさん存在し、耐久性も価格、適切な施工方法が変わってきます。
住まいの構造によっては適さないものもあるので、あなたの住まいにとって最適な塗料を選択した上で、塗料の持ち味をしっかり発揮できるように適切な工法で施工することが大切なのです。
塗料の種類と性質を正しく把握することが、適切な塗料選びの第一歩です。
塗料には大きく分けて溶剤系と水系があります。
溶剤系はいわゆるシンナーなどの有機溶剤でできているもので、水系は水で希釈等を行うタイプのものです。
また溶剤系には1液型と2液型があり、基本的には1液型よりも2液型の方が強い塗料です。
1液型とは一斗缶を開けてそのまま塗装する塗料で、2液型とは塗料の主材に硬化剤を現場で混ぜて使用するものです。
一般的には水系よりも溶剤系の方が強い塗料とされ、橋梁や鉄塔など、簡単に塗り替えができない物には溶剤系が使用されますが、昨今のECOへの配慮等を考えて、水系でも強い塗料が出てきました。
溶剤系はいわゆるシンナーなどの有機溶剤でできているもので、水系は水で希釈等を行うタイプのものです。
また溶剤系には1液型と2液型があり、基本的には1液型よりも2液型の方が強い塗料です。
1液型とは一斗缶を開けてそのまま塗装する塗料で、2液型とは塗料の主材に硬化剤を現場で混ぜて使用するものです。
一般的には水系よりも溶剤系の方が強い塗料とされ、橋梁や鉄塔など、簡単に塗り替えができない物には溶剤系が使用されますが、昨今のECOへの配慮等を考えて、水系でも強い塗料が出てきました。
工法毎に注意ポイントがあります。特に、「○回塗り」には要注意です!
1.吹き付け
施工方法には吹き付けとローラーの2種類があります。吹き付けの方が、ローラーよりも仕上がりは綺麗です。
2.ローラー
吹き付けよりも低コストなので、一般住宅やアパートマンションではこちらで施工することが最も多いです。 1回にかかる費用だけで塗料を選んでしまうのはキケンです。
塗装にかかる費用というと、つい1回の塗装にいくらかかるのか、ここだけに目がいってしまいがちです。
この初期費用をイニシャルコストと言いますが、費用には生涯を通じて必要なランニングコストという考え方があり、私たちはイニシャルコストよりもランニングコストを重視して考えるべきだと思っています。
つまり初期投資が安くても塗り替え回数が多くなってしまうようであれば、結果的に総支払いコストは上がってしまいますし、仮設足場などお客様のものにならない費用がかさむことで、正直「もったいない」ことになってしまうからです。
ですので、できるだけ高耐久のフッ素や無機などの塗料で施工されることをおすすめします。
この初期費用をイニシャルコストと言いますが、費用には生涯を通じて必要なランニングコストという考え方があり、私たちはイニシャルコストよりもランニングコストを重視して考えるべきだと思っています。
つまり初期投資が安くても塗り替え回数が多くなってしまうようであれば、結果的に総支払いコストは上がってしまいますし、仮設足場などお客様のものにならない費用がかさむことで、正直「もったいない」ことになってしまうからです。
ですので、できるだけ高耐久のフッ素や無機などの塗料で施工されることをおすすめします。
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