みよし市三好ケ丘桜 T様邸 外壁塗装・一部屋根カバー工法施工事例
ブルーの持つ爽やかな印象がありながらも品のある仕上がり
「元々は白かった外壁は経年劣化で黒ずみ、雨戸付近はカビも発生してしまっていました。今後汚れても汚れが目立たないような落ち着いた色に塗り直してください。」とのご要望でした。
2階部分の外壁には霧がかかったような深く沈んだ紫みのある青色のフォグブルーを使用することで、落ち着き感がありながらブルーの持つ爽やかな印象も得られる品のある仕上がりになりました。
工事の概要
施工内容 |
外壁塗装 一部屋根カバー工法 |
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工期 | 5週間 |
施工費用 | 1,368,000円 |
ハウスメーカー | ミサワホーム施工のお住い |
地域 | みよし市三好丘桜 |
築年数 | 築23年 |
使用商材・建材 |
「ガイソーウォールマイティシリコン」:75-50D 「ガイソーウォールマイティシリコン」:75-20D アイジー工業「スーパーガルテクト」:ブラック |
お客様からのご要望
元々は白かった外壁は経年劣化で黒ずみ、雨戸付近はカビも発生してしまっていました。
今後汚れても汚れが目立たないような落ち着いた色に塗り直してください。
リフォームスタジオニシヤマ
からのご提案
お問い合わせいただきました。
2階部分の外壁には霧がかかったような深く沈んだ紫みのある青色のフォグブルーを使用することで、落ち着き感がありながらブルーの持つ爽やかな印象も得られる品のある仕上がりになりました。
施工前
施工中
足場設置
仮設足場設置工事です。
作業の安全性を確保することは勿論のこと近隣への塗料飛散なども防止するために必要な工事です。
コーキング工事
サイディングは伸び縮みするためサイディングとサイディングの間にある目地(板間)に施してあるコーキング(シーリング)が剥離を起こします。この部分を打ち替えることが重要なのは勿論ですが、 ウレタン系、シリコン系、 ポリサルファイド系などコーキングにも種類が多数あります。専門的になりますがモジュラス値やJIS規格も定められています。
どれも使用用途によって適材適所がありどれでも良いというわけではなく外壁材の種類や使う塗料によっても最適なものを選ぶ必要があります。コーキングの進化はめざましく以前では考えられなかったような高耐久、高密着のものも存在します。いずれの材料も プライマー処理や混合比率などメーカー指定の施工基準にしたがって施工することが肝要です。
バイオ洗浄
人間でもお風呂に入った際や洗顔の際には必ず石鹸を使いますね。水洗いのみ(高圧洗浄)で汚れを落とそうとすると水圧を必要以上に高圧にする必要がある場合があります。
バイオ洗浄なら特殊な専用洗浄剤を使うことで、適切な水圧を保ったままカビや汚れの原因となる「菌」まで根こそぎ洗浄します。
外壁洗浄
外壁塗装1
現在ではほとんどの場合ローラーで施工します。外壁の形状や塗料の種類によっては吹き付け塗装を行う場合もありますがリフォーム工事や改修工事の場合、近隣が隣接しているケースが多いことから塗料飛散を防止するためにもローラー仕上げが主流となります。吹き付け塗装よりもローラー施工のほうが塗装の膜厚(塗膜)が厚くなるため外壁保護の観点からすると優位性があります。平滑な面への塗装などは吹付けを行うこともあります。
ここ数年でフッ素系や無機系塗料などに代表される高耐久塗料やガイナやアステックペイントなど断熱効果のある高機能性塗料などが普及してきました。建物をきれいにするだけでなく付加価値を求められる方が増えてきていますね。
3回塗りが基本となりますがサイディングなどの外壁材の状態に応じて4回以上塗装する場合もあります。ここで大切なのは塗る回数よりも塗布量がしっかりと守られているかがどうかです。回数を重ねても1回の塗布量が少なければ意味がありませんね。
外壁塗装2
付帯部塗装(破風・鼻隠し塗装)
切妻の建物の妻側を破風(ハフ)と言います。
文字とおり風を破ると書きますのでそれだけ風当たりが強く風雨、紫外線にさらされるため劣化も著しい場合が多く見受けられます。築年数の古い建物には木製のものが多く最近では窯業サイディング系や金属系もあります。木製の場合造膜系の塗料ではすぐに剥がれてしまうため専用の塗料で塗装する必要がありますがそれでも劣化が早いためガルバリウム鋼板などで包むことをおすすめします。
軒樋の付いている部分を鼻隠し(ハナカクシ)と言います。
鼻隠しは軒樋に隠れるため比較的劣化しにくい場所ですが木製の場合は塗装してもすぐに劣化してしまうため、この部分については塗装よりもガルバリウム鋼板などでカバー工法を用いることで、より長持ちさせることが可能です。予算的にもそれほど高額ではないためカバー工法をおすすめします。
付帯部塗装(雨樋塗装)
雨樋等の付帯部にも外壁に塗装した塗料と耐用年数を合わせる事で長持ちさせます。劣化がひどくヒビ割れや歪みがひどい場合には塗装ではなく交換が必要になる場合があります。軒樋の勾配が悪くなるとそこに水やホコリが溜まり、苔や雑草などが生えてくる場合もありますので必要に応じて勾配調整を行いましょう。
雨樋の内側は塗装することができないため紫外線劣化が進みやすく築20年以上経過している場合は交換が望ましいですね。種類によっては樹脂の中に鉄板が入っているものもありますのでそうした耐久性の高いものがおすすめです。
付帯部塗装(シャッターボックス塗装)
15年以上前の建物には雨戸が多く使用されてきましたが最近では洋風の建物にはシャッターが多用されるようになりました。シャッター本体は上げ下げの際にシャッター表面がこすれ合うため現場での塗装は基本的には行いません。
しかしながらシャッターボックス事態は金属製のものがほとんどですのでこの部分については塗装を行います。ハウスメーカーに見られる塩ビ鋼板といわれる鋼板の表面に塩化ビニール処理が施されているものに関しては専用のプライマー処理が必要となるので注意が必要です。
付帯部塗装 (帯塗装)
帯に使われている材質もさまざまですので塗装できる場合とそうでない場合も存在します。
この部分は裏側に水が回りやすく適切な処置を施した後に塗装が必要です。また劣化が激しい場合などは交換や上から被せるカバー工法などをおすすめします。
材料検収
官公庁の物件では必ず行われる材料検収です。実際にその現場で使用した材料を写真に収め、見積もりと相違がないかを確認します。また塗装面積に対し必要缶数も算出できるため規定塗布量通りに工事が行われたかも確認することが可能です。
みよし市、T様邸では
外壁:「ガイソーウォールマイティシリコン」75-50D/75-20D、屋根:アイジー工業「スーパーガルテクト」ブラック
を使用しました。
屋根カバー工法
カラーベストやコロニアルと言われるスレート葺の屋根に多く施工されます。陶器瓦やセメント瓦からの葺き替えにも使用できます。ガルバリウム鋼板製のためサビの発生が非常に少なく一度施工すれば30年は大丈夫というすぐれものです。また重量も非常に軽く屋根への負担も少ないのが特徴です。 表面処理に焼付け塗装が施されており高級なものはメーカーの20年赤錆保証がつくものもあります。断熱効果の高いカバー工法を用いることで、スレート屋根にありがちな夏場の2階に熱がこもる現象も軽減できます。
ただしコストが掛かるため予算や築年数を踏まえて検討されると良いと思います。