ミサワホームの外壁塗装 その前に【知っておきたいポイント】
ミサワホームの外壁塗装、外壁塗り替えとは
大手ハウスメーカーのミサワホーム。2016年にトヨタホームの子会社化されたのは耳に新しいですね。トヨタグループに入ることで資金力を付け事業の拡大を図る事の様ですね。一方トヨタホームは合併により住宅販売順位を5位まで引き上げるとともにミサワホームの持つ技術やデザイン力を共有できるメリットがあります。
ページの最後に実際に当社で行ったミサワホームの外壁塗装やカバー工法の施工事例も掲載しています。クリックしていただくと工事の手順が時系列で掲載されていますのでこちらも是非ご覧ください。
ミサワホームの外壁塗装、外壁塗り替え 特徴その①
様々なデザインバリエーションに富むミサワホームですが、それでも築年数が10年を超えてくると外壁塗装など外装リフォームが必要となります。「PALC」というミサワホーム独自の外壁材がありますがこれは一般的なALCとほぼ同じ材質で、PALCの頭の「P」はプレキャストの略でプレキャストを施すことでデザイン性を高めています。※プレキャストとは直訳すると「あらかじめ成形された」ですが、端的に言うと工場生産されたという意味です。
ですので通常のALC同様外壁塗装が必要ですしどこの業者でも基本的に工事可能です。
ミサワホームの外壁① | ミサワホームの外壁② |
またこうした凹凸の激しい外壁は重厚感があり非常に格好が良いのですが、外壁塗装には少し注意が必要です。凹凸が激しい分外壁表面の面積が増えるため、一般的なALCやサイディングなどと比較し塗料を沢山必要とするケースが多くみられます。我々の業界ではこれを「ネタを食う」といいますが見た目以上、実測した面積以上に塗料が余分に必要になることを覚えておいてくださいね。
ミサワホームの外壁塗装、外壁塗り替え 特徴その②
シーラー塗装 | フィーラー塗装 |
特徴その①で説明した通り外壁が凹凸の激しいプレキャスト工法を採用しているため、下地処理にコツが必要です。通常は3回塗りと言って「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回で仕上げますが、1回目の下地処理が凹み部分に付着させることが難しく、下塗りの段階で「シーラー」と言われる仕上げ塗料の密着効果を高める材料をしっかりとむらなく塗装し、そのうえでフィーラーなどの違う下処理をすることをお勧めします。このあたりはミサワホームさんも当然心得ていますが、こうした下処理の必要性は経験に基づくところが多いので、施工実績の豊富なところに依頼することが肝要です。
ミサワホームの外壁塗装、外壁塗り替え 特徴その③
サッシ周りの化粧板① | サッシ周りの化粧板② |
この枠なのですが樹脂製のシートが張り付けてあるため基本的に塗装ができません。この部分に塗装をしてしまうと、遅かれ早かれ塗膜が剥離を起こし折角塗装したのに、のちには返って汚く見えてしまいますので注意が必要です。
この部分については様々施工方法がありますがいずれの工法でも費用が高めになってしまいます。
ミサワホームの外壁塗装、外壁塗り替え 特徴その④
内壁の結露による塗膜剥離 | 内壁のカビ |
ミサワホームの建物の中には「1枚壁」を採用してる建物があり、簡単に言うと外壁材1枚で中と外の壁を兼用している構造です。一般的な木造住宅などでは外壁材と内壁材が分かれており、その間に断熱材や通気を確保するための隙間が設けられています。
その隙間が無い影響からか室内の水回り(トイレやキッチンなど)部分の内壁に、結露を起こしている現場を見かけます。こうした水回りの内壁には特殊な塗装を施工することで、内部結露を軽減することが可能です。玄関や押し入れの中などにも発生する場合があります。
ミサワホームの屋根外壁塗装についてのお問い合わせはリフォームスタジオニシヤマまで。