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後付けベランダ部からの雨漏れ改修工事

以前外壁の腐食についてご相談を受け診断にお伺いいたしました。
ベランダ取付部分実際の外壁腐食写真です。

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何回塗装しても塗膜が剥がれて、外壁もボロボロになっています。 外壁自体がめくれ上がっている状態。

実はこういうケース、内部に水が回っていることに起因して腐ってしてしまうことが多いのです。
今回も外壁の上の後付けベランダが原因で腐食が発生しておりました。
後付けベランダの勾配が外壁側に向かっているため、外壁側に漏水していたことが原因です。


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ベランダ設置時に逆勾配につけてしまい樋受け部が外壁側に付いている、その為アングル接合ビスから外壁内側に慢性的に漏水しておりました。 更に原因を追究するために外壁解体します。

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接合クギを抜いて撤去していきます。 外壁を剥がしてみると内部結露が発生しておりました。外壁の構造上湿気が抜けるところがないことが原因です。


ここまで判明すれば十分ですね。ベランダの勾配と湿気が抜けない構造による内部結露。
この2つの原因が重なってここまでの腐食を発生させていました。
この原因を解決するにはベランダを撤去して外壁構造を通気工法に変えてベランダを復旧させる工事が必要です。大がかりな工事ですね。
お客様とご相談しそこまでの工事は求めてないため、応急処置でとどめて欲しいとのことでしたので、防水テープとコーキングで漏水部を塞いで、外壁を張替える工事までをご提案させていただきました。


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外壁をきれいに剥がして、防水テープを張っていきます。 防水テープ張り完了。


専用のホウキで綺麗に撤去、掃除していきます。


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外壁割り付けて張っていきます。 外壁張り替え完了後、コーキングを打設していきます。まずはマスキング処理です。


コーキングはプライマーを塗布してコーキングを打設していきます。
コーキングの種類はJIS耐久区分9030の高耐久シーリング材「イクシード15+」を使用。

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プライマー イクシード15+

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コーキング打設前 コーキング打設

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コーキング打設完了 上部 コーキング打設完了 下部



本来であれば、原因を根本から解決する工事が必要となるのですが、応急処置で対応させていただきました。完全に解決はしていませんが、とりあえずコーキングが切れるまで水が内部に入り込むことはありません。室内側には漏水はしませんが、内部結露の問題は解決されていないため10年くらいすれば外壁はまた腐食してしまうかもしれませんね。

今後も定期的にご訪問して経過を確認しながら都度漏水を止めるように努力していこうと思います。
このように外壁に腐食箇所がある場合は、リフォーム会社等に相談してしっかり診断してもらいましょう。