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屋上防水改修工事 不具合の起きない防水工事とは!?

屋上防水改修工事


塗装工事を行う際にセットで防水工事も提案されることが多いと思います。
防水工事と言えばベランダの床が一番に思い浮かびそうですが、中でも屋根の代わりに屋上がフラットになっており防水が施工されているお宅もあります。(陸屋根と呼びます)
中には適切な施工方法がされておらず、数年で劣化雨漏れにつながるケースも...。

防水工事は決して安価な工事ではないため、しっかりと施工方法を選定し、工事を行いたいものです。
今回はかなり劣化の進んでいた屋上防水の改修方法をご紹介いたします。



  

施工前です。

ウレタン塗膜防水が施工されていましたが劣化によりコーティングとウレタン自体が薄くなっており下地のメッシュまで見えてしまっているところもあります。




  

施工する前に清掃を行っていきます。
汚れのひどい状態のまま施工しても新しい防水層が汚れに密着し、汚れが浮き上がれば一緒に浮き上がってしまいますので入念に行っていきます。



  

下地調整の樹脂ノロ引きです。
既存の状態ではあまりにも凸凹が大きいのでモルタルのようなものでなるべく平滑に整えていきます。
樹脂ノロが乾燥したら密着性を上げるプライマーを塗布していきます。





  

次に通気緩衝シートの貼付です。
劣化状況に応じて使用します。
今回はかなり劣化が著しく施工範囲が広いため、通気緩衝工法という工法を用いました。



  

脱気筒の取り付けです。
通気緩衝工法は既設の防水層と新設の防水層の縁切りを行うだけでなく、中間の層で発生した湿気や蒸気などを逃がすために取り付けます。
これを怠ってしまうとウレタン塗膜防水がぶくぶく膨れ上がる要因の一つになります。



  


  

そしてウレタン塗膜防水1層流し一日乾燥させ、次の日に2層目を流し再び乾燥させます。



  


  

最後にトップコートを塗布して完了となります。
ほとんどの防水に共通して言えるのが紫外線に弱いということです。
紫外線から守ってあげるためにトップコートは必要不可欠です。
一般的な業者さんでも勘違いをしてトップコートを塗れば大丈夫と思っているところもありますが、あくまでもコーティングなのです。
雨漏れを起こさないためには適切な施工を選ぶことが大事です。
是非一度ご相談ください。