屋根トップライト(天窓)からの雨漏り調査 in 名古屋市
名古屋市にお住まいのお客様より、外壁の剥がれ(浮き)屋根の雨漏りがあり工事見積依頼がありましたので調査に伺い工事を施工させて頂きました。
今回の調査の結果から外壁部分はサイディングボード浮き補修、シーリング打ち替え工事、また鈍角の角の部分があるため、今後のシーリングや外壁の耐久性やお客様のライフサイクルメンテナンスも打ち合わせを行い20年耐久の弾性の防水塗料アステックペイント/EC‐2000F(現:EC-5000PCM)で外壁のメンテナンスを行い、3階建てで敷地が狭小となるため足場が仮設されているうちに天窓の撤去と屋根のカバー工法を行うことになりました。
まずは、外壁の調査から行っていきます。 3Fのお住まいで西面の外壁材が剥がれかけているとのことでした。 |
外壁材の浮き部分です。 板と板の間のシーリングが剥離し外壁材も浮いてきています。高所のため着工後再確認させて頂き、なんと新築時から釘の打ち忘れでこのように浮いてきていました。 |
外壁板間シーリング劣化状況です。 外壁材からの剥離が見受けられました。シーリング剥離は打設時のプライマー塗布不足などでも症状として出てしまいますが、今回は外壁材が鈍角に合わさっている部分でしたので、構造に起因する不具合と判断しました。 |
トップライト(天窓)内部の写真です。 クロス繋ぎ目の剥がれや浮きが見受けられました。また窓枠の木部にシミも見受けられます。 結露だけではクロス内部に水が回るとは考えにくいため、やはり屋根上からの雨漏りの線が濃厚ですね・・・ |
屋根全景写真です。 屋根材はスレート瓦ですね。端部に水を吸い込んだ跡が見受けられます。スレート瓦の場合屋根材と屋根材の重なり合っている細い隙間から毛細管現象が起こり、水を 吸い上げ屋根材の中に水が浸入してしまいます。中のルーフィングが機能している限り雨漏りすることはないですが、20~30年ほどで根本的な屋根改修工事が必要となります。 |
天窓上部の写真です。 この部分が他の屋根の部分と比べて特に劣化が激しく、屋根材もボロボロになってしまっています。 この段階で恐らく、この部分が恒久的に天窓上部の水を吸い上げ、吸い上げた水がオーバーフローし天窓のサッシ内部に回り込んでしまって室内への雨漏りに繋がっているという仮説が出来ました。 この時点でお客様とお話しし、今回は撤去→カバー工法を行うことになりました。 |
今回の調査の結果から外壁部分はサイディングボード浮き補修、シーリング打ち替え工事、また鈍角の角の部分があるため、今後のシーリングや外壁の耐久性やお客様のライフサイクルメンテナンスも打ち合わせを行い20年耐久の弾性の防水塗料アステックペイント/EC‐2000F(現:EC-5000PCM)で外壁のメンテナンスを行い、3階建てで敷地が狭小となるため足場が仮設されているうちに天窓の撤去と屋根のカバー工法を行うことになりました。