パナホームのベランダ不具合あるある!直し方手順紹介!!リフォームスタジオニシヤマ
パナホームのベランダ床不具合修繕工事
この症状はベランダの床を支える下地に損傷が起きていますので、一度既存の防水層と下地を剥がして下地を再作成して防水工事をやり直す必要があります。
・施工前1 | ・施工前2 |
最初に天候の良い日が続くタイミングを見計らって、防水層を撤去し、既存の下地を剥がしていきます。
・下地剥がし1 | ・下地剥がし2 |
剥がしていくと根太(床を支える骨組み)はしっかりしていましたがコンパネ(ベニヤ)が水を吸収してフワフワになっていました。
今回は、既存の根太を補強したうえでコンパネで新しく張り替えて下地の補強兼、再作成しました。
・根太補強 | ・下地貼り |
ここから防水処理をしていくのですが、防水工事の工法にはいくつか種類があり、今回は万全を期して通気緩衝工法を選択しました。まずはにプライマーを塗布し、その後通気緩衝シートを貼ります。
・プライマー塗布 | ・通気緩衝シート |
その次に、脱気筒を取り付けます。ベランダの大きさにもよりますが可能な限りこの脱気筒はつけたほうがベターです。下地と防水層の間にある空気を逃がすための部材なので若干邪魔にはなりますが建物のの事を考えると、とても重要なポイントです。
・脱気筒 |
その後、ウレタンを2回塗布します。このウレタンが防水層を形成し、ベランダ内部或いは建物内部への雨水の侵入を防いでくれます。
防水は乾燥が一番大事なので、一日一工程(1層ずつ)で進めていきます。
・ウレタン防水1回目 | ・ウレタン防水2回目 |
最後に紫外線に強いトップコートを塗布して完了となります。
ウレタン防水層は紫外線の影響を受け劣化しますので、トップコートはこまめにメンテナンスすることをお勧めします。また、このトップコートは滑り止めの役割も果たします。
トップコート |
パナホームはベランダからの雨漏れが多く下地が腐食していることがほとんどです。
なので、基本的に下地からのやり直しになる場合が多いです。
今回はタイミングが早く下地交換が少量で済みましたがひどい場合だと床だけでは済まなくなってしまうので、パナホームで築年数が10年を超えている場合はお早めにご連絡ください。
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