タイル外壁には注意！？

尾張旭のお客様、賃貸物件を所有なさっているオーナー様よりご相談をうけて調査、診断を実施してきました。
内容はタイルが脱落してきて直してほしいというご依頼。早速現場に行ってみるとタイルが剥がれている状況。
剥がれていないところも下地とまったく密着しておらず叩いてみると明らかに浮いてる音がします。

タイルの浮き状況です。この写真の下も広範囲で浮いている状態です。

原因は上部のコーキング部、鉄骨梁部分の端部、この２ヶ所から雨水が入り込み、経年でタイルを浮かしてしまったことが原因です。

コーキングの破断が起きています。これくらいの劣化でも横目地部分は充分に水が入り込みます。

この状況で隣に車があると万が一の事故があっては大変です。

脱落すると車の破損の危険性があります。

早速施工をしていきます。
まずはタイル剥がしから、浮いてるところとういてないタイルを見極め慎重にカッターを入れていきます。

サンダーを慎重にいれていきます。

タイルを下に落とすと床面が傷つきますのでしっかりと養生するか落とさないような工夫が必要です。

無事に解体完了です。

ここかららタイルの下地づくりです。コーナーに金物を入れて綺麗で密着の良いコーナーをつくります。

プライマー塗布。この作業がとても大切。これをしっかりやらないと剥がれの原因となります。

タイル下地をコテで塗っていきます。

下地完了です。

完成です。

完成（別角度）です。

磁気タイルもそうですが、建築のさまざまな建材はどんどん廃盤になっていくので、全く同じものが手に入らない現状があります。そのためどうしても近似色などを使用せざるを得ません。
そのためタイル外壁については、浮いてきたりする前にコーキング打設するなど定期的なメンテナンスが必要となります。
打診検査なども実施しますのでお気軽にリフォームスタジオニシヤマにご相談ください。