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陸屋根に対する防水加工の方法は?岡崎市の業者が解説

屋根にはさまざまな形状のものがありますが、そのひとつが傾斜が極めて小さく平面の陸屋根(「ろくやね」または「りくやね」)です。
屋根の役割としては、日差しを遮るだけでなく雨や雪などの水を適切に排出するために使われます。
このため防水性と排水性の両方を考慮して作られる必要があります。


□陸屋根の工法について
陸屋根を採用しているのは、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などが中心で、主に屋上として利用されています。
この場合には屋上部分に施設や機器を配置することができるメリットがあります。
一方で傾斜がない屋根であるため定期的なメンテナンスが重要です。
排水性を確保することはもちろん特に防水性が一定程度、機能している必要があります。
このため定期的な加工防水を行う必要があります。

以前は、主に鉄筋コンクリート造など素材として耐久性に優れた建物に見られたものでしたが近年はデザイン性から採用する一般住宅も増えており岡崎市でも多く見ることができます。
しかし、傾斜がないぶんもともと排水性が劣りますし、排水が上手くいかないことで防水性も失われやすいのです。
このため定期的にメンテナンスを行うことが建物を保つため必須になります。


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□陸屋根の防水加工方法
陸屋根の加工防水の方法は、塗膜防水、防水シート、アスファルト防水などがありますが、住宅で使われているものは塗膜防水です。
ウレタン樹脂を使って複数回塗ることにより防水層を作っていくもので、液体ですので、複雑な形にも対応します住宅のような限られた屋根のスペースであれば、この方法の方が費用面でも強みがあります。
ただし、耐久年数は10年前後と短めです。
しかし、塗料を使って防水層を作るため上塗りによる補修ができます。
ウレタン樹脂だけでは強度が弱いため人が歩くベランダなどにはやや不向きで、そのような場合にはFRP防水があります。
これはガラス繊維強化プラスチック(FRP)を使用して防水層を形成するもので、新築の段階の陸屋根などに使われているものです。
ただFRPは紫外線が当たると硬化してひび割れしやすくなるので、定期的な防水層を作るための塗装が必要です。


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上記の施工事例を見たい場合は画像をクリック!

いずれにしても、これらの工法では10年程度がメンテナンスも目安で、このサイクルで修繕することで健全な屋根を保つことができます。

一方で、防水シートの場合には塗料と異なり乾く時間が不要で、作業が早いといったメリットがありますが、耐久年数は塗料とそれほど大きな差がありません。
アスファルト防水はもっとも耐久性が優れていますが、厚みがあり屋根が重くなるため、一般住宅ではやや不向きです。