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軒天井の塗膜剥がれを検証してみた、その結果・・・。

愛知県名古屋市で外壁塗装のご相談をうけて診断にご訪問させていただきました。実際に調査してみると、ベランダ下の軒天井の塗膜がベロベロに剥離している状態でした。パソコンでカラーシミュレーションという外壁の配色を入念に打ち合わせて理想のおうちに近づけていく作業を行います。
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一建設で建てられた住宅です。
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軒天井の塗膜剥がれ部分

当初の推測としては3つ考えられました。
①ベランダ防水からの水漏れ
②ベランダ外壁のコーキングからの漏水
③湿気が抜けていく出口がないため、湿気が熱でムレている
上記いずれかの原因によりケイカル板が湿気を含み、塗膜が剥離しているのではと考えました。とはいえ、推測で施工の決定はできないので軒天井のケイカル板を剥がして内部確認を行うこととしました。
まずは①のベランダ防水からの水漏れについての検証です。



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解体完了。
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内部状況です。内部の木下地に漏水の痕はなく比較的綺麗な状態でした。

この時点でベランダ防水からの水漏れという線は消えました。ベランダからの水漏れであればまず直下の木下地に何らかの水染みの痕ができるからです。

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内部状況②
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内部状況③

綺麗な状態ですね。2つめの検証としてコーキング部分です。内部を確認するに、防水紙の破れもなく、コーキングの内側廻りも綺麗な状況でした。

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コーキング状況。相当劣化している状態です。この状態であれば十分に漏水が懸念されますが。
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コーキング劣化部の裏側です。非常に綺麗な状態が確認できます。

大丈夫でしたね。
ということは、残りは③の内部湿気によるものという線が濃厚だと分かります。軒下に換気口が設けられていないことから、湿気の出口がないこと。更に調べていくと、軒天井の塗装が新築時に水性塗料で塗装されていたことが分かりました。軒天井のケイカル板に水性塗料で塗装を行うと密着性が保てずに剥離の原因となることがあります。
「湿気」、「水性塗料」の2つの原因が相まって塗膜の剥離が起きていた、ということが結論としてでました。
原因も判明したため、復旧工事にかかります。


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軒天井の復旧状況。新しいケイカル板を張ります。
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軒天井ケイカル板張り完了。

原因も判明したので、軒天換気口の設置をご提案しましたが、とりあえず検討しますとのこと。早めに施工できると良いですね。ベランダ防水も劣化はしていたので、施工させていただき、コーキングもばっちり打ち替えて住宅の全塗装を終え完了です。

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日本ペイントのケンエースGⅡ.
今回、軒天井に使用した塗料です。
弱溶剤で軒天材によく使用される塗材となります。
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完工後のお写真です。綺麗になりましたね。



このように、しっかりとした施工前検査を行うことで確実な原因追及と対応が可能となります。これを行わないと、せっかく施工しても間違った施工をしてしまい再発のリスクが高いです。せっかくリフォーム費用を払ってもこれではもったいないですよね。正しく検証し、適切な工事を行うために万全なインスペクションがおうちを守るためには大切。

ご自分のおうちで塗膜剥がれを発見したら、是非業者さんにしっかりと検証をしてもらった上で施工を検討してくださいね。