コーキング密着不良による不具合のメンテナンス
愛知県豊田市のお客様宅にアフターメンテナンスでご訪問、外壁点検を行ったところ板間部分のコーキングがサイディング材から剥離している状態でした。
施工から1年でしたので保証適用で対応させていただきました。
まずは既設のコーキングを撤去していきます。
今回密着不良が起こった原因として下記の理由が挙げられます。
① プライマー塗布不足
② コーキング幅が狭い
プライマー塗布不足については今回の施工で改善できますが、コーキング幅については構造の問題もあるため、プライマー塗布に注意を払い施工することとしました。
問題のプライマー塗布です。専用のプライマーを万遍なく塗布していきます。
今回は速乾性のプライマーを使用していますので、オープンタイムは1時間。しっかりと乾燥させてコーキング充填の工程に進みます。
ここまで作業が完了すれば、後はヘラで抑えるだけです。
今回は外壁材が凹凸が激しいので柔らかめのゴムバッカーで仕上げていきます。(硬く平滑な箇所でならす場合は、金ベラを使用すると綺麗に仕上がります)
あとは2~3日乾燥させて塗装で色を付ければ完工となります。
コーキングが真ん中からヒビ割れる場合は製品の耐久性の問題、壁から剥離する場合はプライマー不足等の施工不良が問題だと考えられます。比較的簡単に点検できますので、ご自分でも定期的に点検を行い、剥離を見逃さないようにしましょう。
このような剥離を見つけたらあまり時間が経つ前に工務店、リフォーム業者に相談されると良いですね。
東面1階部分の板間のコーキングです。 |
同じく東面1階部分の板間コーキング。 |
施工から1年でしたので保証適用で対応させていただきました。
まずは既設のコーキングを撤去していきます。
カッターで刃を入れてサイディングと切り離していきます。 |
コーキング撤去の必需品ですね。ラジペンで引っぺがしていきます。 |
板間部分コーキング撤去完了① |
板間部分コーキング撤去完了② |
今回密着不良が起こった原因として下記の理由が挙げられます。
① プライマー塗布不足
② コーキング幅が狭い
プライマー塗布不足については今回の施工で改善できますが、コーキング幅については構造の問題もあるため、プライマー塗布に注意を払い施工することとしました。
マスキングテープを張って 外壁にコーキングが付着しないように 養生を行います。 |
養生完了。 |
問題のプライマー塗布です。専用のプライマーを万遍なく塗布していきます。
板間コーキング、プライマー塗布作業①両側にしっかりと塗布していきます。 |
細い刷毛を使用すると綺麗に塗り込めます。 |
今回は速乾性のプライマーを使用していますので、オープンタイムは1時間。しっかりと乾燥させてコーキング充填の工程に進みます。
コーキング材充填作業。カートリッジ型のコーキング材を使用するときを打設部分に合わせたノズルのカットを行うことで空気も入らずしっかりと充填することが出来ます。 |
充填完了。ここで一つポイント。コーキングガンの選び方ですが、がん自体をクルクル回転させられる製品を使用すると、狭小地等でも扱いやすく施工性も高いです。 |
ここまで作業が完了すれば、後はヘラで抑えるだけです。
今回は外壁材が凹凸が激しいので柔らかめのゴムバッカーで仕上げていきます。(硬く平滑な箇所でならす場合は、金ベラを使用すると綺麗に仕上がります)
ヘラ押さえ状況です。空気が内部に残らないようにならしていきます。 |
完了。 |
マスキングテープを撤去。養生が甘いとヒゲが出たりしますが、綺麗に仕上がりそうです。 |
完了です。綺麗に仕上がりました。 |
あとは2~3日乾燥させて塗装で色を付ければ完工となります。
コーキングが真ん中からヒビ割れる場合は製品の耐久性の問題、壁から剥離する場合はプライマー不足等の施工不良が問題だと考えられます。比較的簡単に点検できますので、ご自分でも定期的に点検を行い、剥離を見逃さないようにしましょう。
このような剥離を見つけたらあまり時間が経つ前に工務店、リフォーム業者に相談されると良いですね。