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大切な防水工事!外装リフォーム工事は塗装だけが重要じゃない!?

外装リフォーム工事を行う際、外壁・屋根塗装にだけ注目しがちですが、意外と重要な工事がまだあるんです。それは【防水工事】です。
みなさんのご自宅にも屋上やベランダはありますよね?陸屋根やベランダの床に防水処理がされているのですが、ここのメンテナンスを怠ってしまうと大変なことになってしまいます。 今回は一般的な防水と改修方法をご紹介しようと思います。

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①ベランダで一般的なFRP防水
・繊維強化プラスチック(FRP)を使った防水工事です。現在の住宅ではほとんどがこのFRP防水工事です。
【メリット】
高い防水性・遮熱性・耐久性を備えています。硬化速度が早いので、工事は1~2日で完了する場合が多いです。
【デメリット】
伸縮性がないので、紫外線が長期間当たったり、地震などで建物が揺れるとひび割れが起きます。定期的に表面のトップコートを塗り替えるか、ウレタン防水で再度防水施工を行う必要があります。

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②陸屋根・屋上防止に向いているシート防水
・防水シートを粘着テープや接着剤などで下地に貼り付けて防水します。主に陸屋根のような場所で防水に用いられます。
【メリット】
FRP防水と比べて伸縮性があるため、下地の亀裂にも柔軟に対応します。
【デメリット】
薄いシートなので損傷しやすい。接着させるために下地が平である必要があります。複雑な形状の場所には使用しづらいです。

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上記の二つの防水工事が主によく見かけるものになります。
これらの防水が劣化してきた場合、たくさんの改修方法がありますが、今回は官公庁改修工事標準仕様書に記載されている【通気緩衝工法 X-1 工法】をご紹介したいと思います。

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この工法はシート(通気緩衝シート)自体が半分は密着し半分は密着しておらず、その密着していないところから湿気を逃す構造になっています。

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①高圧洗浄・ケレン作業

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②脱気筒取り付け
約50㎡に1か所設けるのが標準です。これを設置しないと防水膜が膨れてくる可能性があります。

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③プライマー塗布
自他時と防水材の密着を高めるために施工を行います。

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④通気緩衝シート貼り
既設防水膜と新設防水膜を絶縁するためのシートです。

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⑤メッシュシート貼り
シートの継ぎ目などにしっかりと密着させることがポイントです。

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⑥ウレタン防水 1回目

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⑦ウレタン防水 2回目

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⑧トップコート塗布
防水材の取材を紫外線劣化から守るための塗装工事です。

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完成


通常のウレタン防水などで改修すると内部から上がってきた水蒸気などにより、新しく作った防水層が膨らむ可能性があります。その膨れらを防水するには内部から上がってきた湿気や水蒸気を通気緩衝シートを通して、脱気筒へ送り込み外へ逃がしてくれる通気緩衝工法がお勧めです。

既設の防水の仕様や状況により工法が異なる場合もありますし、金額も変わります。現状のお宅の仕様に合った適切な工事をすることがとても重要になります。