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【お役立ち情報】住友林業施工のお住まいの外壁塗装前に知りたいポイント

住友林業施工のお住まい

このページでは、言わずと知れた超大手ハウスメーカーの住友林業で施工された住宅での外壁屋根塗装メンテナンスで失敗しないために知っておくべきポイントを施工実績5,000件超、口コミ評判370件超の専門店の目線で解説しています。


住友林業は「木の家なら住友林業」と言われるほどく、木の専門家でいい木の住まいで暮らす為の家作りを行っています。
また、住友林業ではオリジナルのシーサンドコート塗装で仕上げることができ、このシーサンドコートの風合いに魅力を感じて住友林業で家を建てたという人も多くいるかと思います。


その住友林業施工のお住まいの外壁塗装、外装リフォームをお考えの方にお役立ち情報発信です。ポイントを押さえてしっかりとした外壁塗装工事を行ってくださいね!


実際に当社で行った住友林業施工のお住まいの外壁塗装事例も最後にご紹介します。クリックしていただくと外壁塗装工事の価格や手順も時系列で掲載されていますのでこちらも確認してみてください。





住友林業施工のお住まいの外壁塗装・塗替えで注意したい6つのポイント

1,モルタル系などの仕上げは「塗料を吸い込む」

住友林業施工のお住まいの外壁には、モルタル外壁や塗り壁、吹き付け仕上げが多く見られます。落ち着いた雰囲気に仕上がりますが注意点があります。
現在の新築住宅の70%は窯業サイディングという外壁材が使われていますが、こうした外壁材と異なりモルタル系などの住友林業施工のお住まいで使われている外壁仕上げは「塗料を吸い込む」傾向にあります。


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大壁工法の外壁です(外壁に目地がない仕上げ)
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モルタルに吹付けの外壁です

一般的に外壁塗装は3回塗り、とされていますがこうした外壁材の場合は仕上げ塗料の吸い込みを抑えるため、下地処理を通常よりも多く塗装する必要があります。
塗料の吸い込みが収まるまで下地処理を行い、その後仕上げ塗装をすることが大切です。


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こちらはベランダ下の軒天です。

住友林業施工のお住まいでは、このような部分には防カビ材系の塗装が施してあったり、木目調の塩ビシートが貼られた化粧板が使用されることが多いのですが、これらは湿気や雨水の侵入によってはがれてきます。
よくあるケースとして、ベランダサイディングのコーキングの亀裂によって雨水が侵入し剥離が起きてきます。


【対策案】
雨漏りの侵入経路は様々ですので散水テストなどをして原因を特定してから外壁塗装をする必要があります。



2,目地が少ないためコーキング(シーリング)かかる費用が少なく済む

一般的な住宅の場合外壁材の目地部分にコーキング材が使われており外壁塗装の際にこの目地のコーキングの打ち替えが必要となります。35坪ほどの建物で概ね、100m~150m程になることが多いですね。
住友林業施工のお住まいの場合この目地が少ないためコーキングにかかる費用が少なく済みます。
※注意点というよりはメリットですね。


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外壁目地
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サッシ回り

サッシ回りには打ち増しと言って既存のコーキングの上に被せることが基本ですが、既設のコーキング材を撤去しない分コストも低く抑えられます。


【対策案】
コーキング材などで止水処理をする必要がありますが、ケラバ部分の構造が原因の場合は屋根の一部を剥がして止水処理をする必要があります。



3,左官仕上げの風合いを残すようなデザインのパターンが多い

外壁の仕上げが塗装というより塗り壁の仕様が多いので、模様がついている物件が多く見られます。
いわゆる「こてむら」と言って左官仕上げの風合いを残すようなデザインです。


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コテムラ仕上げ
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櫛引き仕上げ(モルタル仕上げの一種)

こうしたデザインのところに、何も考えずに塗装してしまうとせっかくのパターンが消えてしまいます。(厳密に言うとパターンの凹凸が平滑になってしまう)
そこで下地処理に使う下塗り塗料の選定が重要となってきます。


下塗り材には「シーラー」と呼ばれるものと「フィラー」と呼ばれるものに、大分類されますが、パターンを比較的損なわないような下地処理剤を選定することが、風合いを損なわない秘訣ですね。



4、使用する塗料が沢山必要となる

「住友林業施工のお住まいの外壁塗装」の注意点 その1でも説明しましたが、外壁の仕上げに特徴があるため外壁塗装の際に使用する塗料が沢山必要となります。


塗料の種類にもよりますが一般的な塗料では一斗缶一缶で50㎡ほど塗装ができますが、住友林業施工のお住まいの外壁塗装の場合30㎡も塗装できないことがあります。


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仕上げ塗料(モルタルの風合いに近い塗料、ガイナ)
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下塗用材料

これは外壁材にパターンがつけられていることで、平面の面積より実際の面積が大きいことが理由の一つ。もう一つは外壁材自体が塗料を吸い込むことが理由です。
見積もりの際には工事中にこうした現象が起きた場合、追加費用が掛かるのか、あらかじめ確認しておくと安心ですね。
この辺りをよく理解している施工業者であれば事前に説明があると思います。



5、幕板(アクセントモール)の塩ビシートの剥離

デザイン性を向上させるために幕板という部材が外壁に取り付けられている場合があります。アクセントモールと呼ぶことがあるこの部材ですが、住友林業施工のお住まいの場合この幕板部材に塩ビシートが張ってある場合が多く見られます。


一般的な幕板やアクセントモールは外壁材に多く使われているサイディングと同質のものが多いのですが、この部分の裏側に水が回り表面の塗装が剥離することが多いことから塩ビシートで対策がされているのだと思います。


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破風板(塩ビシート仕上げ)

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軒天(塩ビシートが張ってあります)
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塩ビシートの剥離

しかしこの塩ビシートが劣化してしまうと、この上から塗装しても当然のことながらはがれてきます。また仮に塗装で施工する場合でも幕板の裏側に雨水が入らないような止水処理、或いは雨水が侵入しても排出される施工を施す必要があります。
こうしたことを勘案すると塗装で仕上げるよりは、ガルバリウム鋼板という金属板で幕板を包み込む工法がお勧めです。金属板で覆うと「テカテカ」になるのでは?という心配がありそうですが艶消しの仕上げ材もあるので、落ち着きのある風合いを損なわず、かつ長期的に美観を保てる施工方法です。



6、外壁の種類について

住友林業オリジナルの「シーサンドコート」という塗料があります。実はこうした塗料はスキン系塗料とか石吹き塗料などと呼ばれる部類で昔から各メーカーから発売されています。仕上がりに高級感があるため訪問販売業者などがよく使用していました。ただしデメリットもあります。
①価格が高い
②吹き付け塗装なので塗料飛散のリスクがある
③こうしたスキン系の塗料は次回の塗装時に塗装できない、或いは塗装しても不具合を起こす危険性が高い
と言われています。


どうしてもシーサンドコートにこだわりがあるという方や外壁塗装はこれで最後という方以外はほかの選択肢を選ばれても問題ないと思います。
ちなみにこのシーサンドコート製造元はSK化研という会社で、どこの業者でも購入できるようです。


「SODO」について
こちらはアイカ工業が製作している外壁の吹き付け材で30年の耐久性があるとのことです。日本家屋の外壁の様なマットな風合いを表現できるため住友林業施工の建物にはとてもマッチングがよいと思います。ただしシーサンドコート同様表面がザラザラした仕上がりとなりますので、耐久性はあると思いますが「汚れ」が心配ですね。


「サイディング」について
サイディングが最も一般的な外壁ですね。住友林業施工のお住まいに限らずどのハウスメーカーも多用しています。正式には窯業サイディングと言って住友林業施工のお住まいではニチハのモエンサイディングやケイミューのネオロックなどが標準で使われているようです。厚みも18mmのものを使用しているようで、かなり高級感があります。ただしあくまででサイディングですので目地の劣化などもあり、定期的なメンテナンスは必要となりますね。



まとめ

超高級住宅の住友林業の建物。それでも築年数の経過とともにメンテナンスは必要となります。
勿論ハウスメーカーで外壁塗装をしてもらうことは一つの安心材料にはあると思いますが、一般的には金額が高いとされています。
同じ工事をするのであれば今回の記事の様な注意点をしっかりと把握している業者や住友林業施工の物件の外壁塗装実績が豊富なところにお願いすることも選択肢の一つかと思います。
余ったお金は旅行や食事に使ってください(笑)


特に大手ハウスメーカーの場合、外壁メンテナンスを建てたハウスメーカーで施工しないと保証がなくなると聞きますが、それはあくまで構造に関する保証なので消耗品や雨漏りなどに関しては実費になることが多いようです。(※私の主観です)


「注意点 その4」でも書きましたが、最も怖いのは見積もりよりも大幅に塗料が足りなくなるケースで、そのことをお客様に相談してくれる業者であればまだよいのですが、材料が足らないから希釈して塗ってしまう業者も中には存在することを忘れないでください。業界では「シャブくする」と言いますが、水性塗料などの場合は大量に水を入れて塗料を量増し(かさまし)することです。


工事完了直後は綺麗に見えますが2,3年で透けてきます。こうしたことは住友林業施工の建物に限った話ではありませんが、リスクヘッジとして覚えておくとよいと思います。


これ以外にも注意点やポイントがありますが建物のシリーズなどによって異なるので、今回は割愛します。詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。相談だけでも結構ですよ。



住友林業の建物を外壁塗装する場合の費用の目安

外壁塗装の費用はどの外壁材においても基本的に「使用する塗料の耐久年数」によって異なります。
無論建物の大きさや外壁面積の広さによっても異なりますが、シリコン塗料などの比較的安価なものであれば¥1.700/㎡~くらいが相場です。


フッ素塗料や無機系塗料になると耐久年数がシリコン塗料の倍近くとなるため¥3.000/㎡~となります。
また建物保護や内外期の温度差を少なくする遮熱塗料や断熱塗料を使用する場合は、¥3.500/㎡~が相場観となります。
(いずれの塗料についても基本は3回塗りです)


住友林業施工のお住まいの外壁にはモルタル仕上げや吹き付け仕上げが多いので、比較的艶の出ない塗料で外壁塗装をすることをお勧めします。
サイディングであればどのような塗料を使用しても問題ありませんが、上記のようなモルタルや吹き付けの場合につやのある塗料ですと仕上がった時に印象が大きく変わり違和感が出るので注意が必要です。


後は、足場工事やシーリングなど外壁塗装に必要な工事も付帯してきますので、大枠の費用を知りたい方はこちらのクイック見積もりを参考に概算費用の算出にお役立てください。
住友林業施工の建物の場合切妻屋根が多いので、足場を高く設置する必要があるため若干足場費用は高めとなります。




住友林業などのハウスメーカーの保証について知っておくべきこと

ここまで、住友林業で施工された住まいの外壁屋根塗装をする上でのポイントを解説してきました。


実際、当社では上記のポイントを踏まえて、ダイワハウスで施工された住まいの外壁屋根塗装の依頼を頂き、満足頂いた実績が多数ありますが、依頼を頂く前にはハウスメーカー保証についてご相談を頂くことがあります。


お話を聞くと、「建てたハウスメーカーでメンテナンスしないと保証が切れるのが心配・・・」ということを悩まれているようです。


通常ハウスメーカーの保証というのは、躯体などの構造に対する保証であり、経年劣化に伴う箇所についての保証は、今回の外壁塗装と同様に有償となるケースが多いようです。
メーカーでのメンテナンスを行うことで延長保証が得られるようですが、しっかりその費用も工事代金に含まれているようですね。


2000年以降に建てられた建物であれば構造に大きなトラブルを抱えることは非常にまれで、皆無といっても過言ではないと思います。
例えば柱がゆがむとか、屋根がひずむとかは基本的にあり得ないですよね。


であれば施工実績や信頼のおける会社にメンテナンス依頼することの方が価格的にもメリットが得られると思います。


この点を踏まえて、最終的にどこでメンテナンスをするかを決めていかれると後悔なくメンテナンスを完了することができると思います。



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PROFILEこの記事の監修者

西山 昌志(にしやままさし)
代表取締役社長 西山 昌志(にしやままさし)
年間400棟以上、累計4000棟以上の外装リフォームを手掛けるリフォームスタジオニシヤマの代表。大手ハウスメーカーをはじめ多数の施工実績とWEB掲載実績2,000件以上の外壁屋根リフォームの現場経験より、外装リフォームで悩まれる方の駆け込み寺として日々ホームページで現場で起きているリアルな情報を発信。