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瓦だから屋根は大丈夫!と思ってませんか!?意外と知らない屋根裏事情!

日本家屋、屋根メンテナンスで気を付けるべき大事なポイントとは!?


瓦葺きの屋根は雨漏れしないし、メンテナンスも必要ないという話を聞いたことはございますか?
実はこれ、、、間違いなのです!
今回は日本家屋によく見られる雨漏れの原因を1つご紹介させていただきます。



日本家屋の雨漏れ原因で一番多い部分は「谷樋」の板金が腐食し穴が空くというものなんです。
谷樋
日本家屋の屋根「谷樋」とよばれる部分です。銅板などが使用されており、早いところでは25~30年ほどで穴が空くほど腐食してしまいます。


防水紙亀裂_屋根
接写です。銅板に穴が空き防水紙に亀裂が入っています。水が流れていく箇所は毎回同じ。そのため、同じ箇所が劣化し穴が空くのです。



このお住まいの天井裏を確認した写真が次の写真です。
野地板_腐食1
手前の木下地材に水の痕が見受けられます。よく見ると奥の方で、野地板が腐り落ち、防水紙が垂れ下がっている状況が見受けられます。

野地板_腐食2
接写です。野地板が腐食で折れています。防水紙の破れから、柱を伝って室内まで大量の水が流れこんでいました。


怖いですよね、日本家屋などにお住まいの方で外装リフォームを検討されている方、必ず屋根裏まで点検してもらうようにしてくださいね。


この建物にお住まいのお客様は、いたるところで雨漏れが発生しておりましたので屋根葺き替え工事を行いました。
谷樋を新しくしている様子です。
屋根_解体
屋根を全て解体、撤去して新しい構造用合板を張ったあとに防水紙を張って谷樋を設置している様子です。

ガルバリウム_軒先
軒先の処理ですね。今回使用した材料はガルバリウム鋼板です。錆びにくく腐食が起こりにくい材料ですので安心ですね。


いかがでしょうか。
このような瓦葺き屋根材でもメンテナンスは必要ということがお分かりいただけたのではないかと思います。

屋根から雨漏れすると、建物は一気に痛み資産価値を大幅に下げることになってしまいます。
そのため、雨漏れする前に直すことが大事となります。

人間の身体と同じですね。何事も早期発見、早期治療。そして可能であれば予防医療。
診断は1~2時間で行うことが出来ますので早めに診断してもらうようにしていきましょう!