折角の模様をべた塗りで消したくない方へ!再現工法のご提案!!
クリア塗装ではなく再現工法
外壁塗装でクリア塗装をしたいと問い合わせがありましたので調査を行いに伺いました。
実際に調査をすると、サイディングの劣化がひどくクリア塗装ではきれいになりそうではなかったので再現工法を提案し工事を行いました。
※再現工法:目地とタイル調部分などを技術を使って色分けし新築当時な模様を再現する工法です。
施工前状況です。
・施工前です |
外壁の劣化が進み、クリア塗装では劣化した外壁がそのまま浮き彫りとなるため、再現工法を選択。
再現工法の手順は以下の通りです。
・下塗り |
・目地色 |
まず最初に下塗り材を塗ります。次にタイルの目地色を塗り、タイルの凸部を塗りました。
赤レンガっぽくしたいとの希望がありましたので凸部の部分は若干かすれるぐらいで塗装を行います。
・凸部塗り |
再現工法は、目地と凸部で塗分けを行うため、まったく同じように2度塗りができない凸部の塗回数がどうしても少なくなります
ここまでだと凸部の耐久年数が短いのでムキコートクリアーを2回塗り塗り全体の耐久性を高める仕上げを行います。
・クリア下塗り |
・クリア上塗り |
・完成です |
新築時の模様を維持できるクリア塗装ですが、劣化状況によっては、行えない場合があります。
今回のお客様は、クリア塗装ができずベタ塗になってしまうことを知った際は悲しんでいました。
そこで、立体感のある仕上がりになる再現工法をご提案させていただきベタ塗でなく、新築とは違うデザインに変わったことを結果的に非常に喜ばれてました。
また再現工法を長期間維持するために、表面にクリア塗装を施すことで強靭な塗膜と、紫外線を遮断する効果も発揮され、色あせの防止にもなります。
工事金額も大事ですが、新しくデザインを変更したいなど希望がある場合などは再現工法をおすすめします。