ハウスメーカー以外でのベランダ防水改修方法（塩ビシート防水）

雨漏れの要因の一つであるバルコニー。
ハウスメーカーさんで改修工事の見積もりを取るとほとんどの方から金額が高いとの声を耳にします。
内容を見ると既設の防水層を剥がして作りなおすなどetc...やり方は様々ですが状態によっては既設の上にそのまま新しい防水層を作ることができ、費用を抑えることができます。
今回は実際に雨漏れを起こしてしまっているお宅の改修方法をご紹介します。

施工前です。一見なんの問題の無いように見えます。
過去に補修した跡があります。

補修テープを剥がしてみるとパックリ避けていました。
切れ目の手前で水もたまっていたのでそこからしみ込んで下の軒天上からぼたぼた水がでていました。


全体を清掃して埃や泥などを落として密着性を上げていきます。


裂けている部分には予め補修を掛け目止めを行います。


補修箇所が乾燥したら、ウレタン塗膜防水の一層目を塗っていきます。


1層目を１日乾燥させ、次の日に2層目を流し再び乾燥させます。


トップコートを塗布して完了となります。


最後に希望であれば敷物を復旧させます。
本来であれば敷物を敷くのは望ましくないとされています。
理由としては敷物の下に埃や毛などのごみが蓄積し、それらが水を含み乾燥のしにくい環境となってしまいます。
防水に長けている素材とはいえ、長期間濡れている状況というのは防水にとって最悪の環境となります。
また今回のように敷物を撤去しなければ劣化箇所を突き止めるとこが遅れてしまいます。
敷物を敷かれているご家庭の方で一度もめくって掃除のしたことのない方は注意が必要です。