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雨漏れ修理の現地調査!in刈谷市 簡単に直らない雨漏れを徹底調査!


刈谷市にお住まいのF様より、お住まいの雨漏りにお困りとのことでお問合せ頂きました。
早速調査に伺いました。


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雨漏り箇所の確認です。
1Fの天井より雨漏れしてくるとのことです。
雨漏り箇所内部の躯体確認です。
雨染みはありますが、腐食はしていなさそうです。




中の確認だけではなく、外からも確認していきます。




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下屋根壁取り合い水切り部分
お客様が雨漏れの原因かもと気になされた部分です。以前一度雨漏れ工事を行い、水切り板金取り換えとシーリングで止水を行ったようです。
壁取り合い部分
前回雨漏れ工事を行ったところからの雨漏れは考えにくかったためそれよりも上から入っている可能性を考え、雨漏れの可能性のある所を全体的に確認していきます。




雨漏りを止めたいと考えた際に真っ先に浮かぶのが、「入口を塞いでしまえば中には入らない!」と考える方が多いと思います。しかし、住宅の雨仕舞においては必要であるからそこに隙間がある・・・・・・
つまり、入口と考えていた所が実は、【出口】だったりします。
出口を全て塞いでしまうと・・・・・・
行き場を無くなってしまった水が、どこかに出口を求め躯体や室内に逃げてしまうのです!




さて、外の確認も終わりましたので次は屋根裏調査にはいります。




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2F屋根裏
先ほどの外から撮影した箇所の内部です。状況的には、雨染みもなく大屋根からの雨漏れではないことが分かりました。
2F屋根裏
しかし、スレート屋根葺きの場合注意していただきたいのがコレです!築年数22年ほどですが、固定釘周辺に雨染みが・・・




以上で調査はひとまず終了です。



スレート屋根の場合、屋根材自体に防水性が無く屋根材の下にある防水紙(ルーフィング)によって中への水の侵入を阻止しています。そして、この防水紙(ルーフィング)の耐用年数は25~30年ほどと言われており年数が経つにつれ、今回のF様のお住まいのように屋根材固定の釘周辺からの伝い水や、防水紙(ルーフィング)が劣化し破損した部分から雨漏れに繋がるケースが多いです。
今回のように、防水紙の劣化に早期に気付けた場合は葺き替えではなく比較的安価にカバー工法を行うことで屋根からの雨漏れのリスクを回避することが可能です。
築年数20年以上でスレート屋根葺きの方は是非メンテナンスの際に、点検を行ってください。
雨漏れし始めても気づくまでに時間が掛かるのが雨漏りの怖いところですので、専門家に点検してもらうことで、お住まいの状態を把握し、必要な対策を講じていくことがお住まいを長持ちさせる秘訣です。