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屋根塗装で断熱。GAINA(ガイナ)塗装はリフォームスタジオニシヤマへ。


屋根はカラーベストというルーフィング(防水紙)の上にセメントを主剤とした屋根材をステンレスの釘で留めている構造の屋根です。ルーフィング自体は25~30年ほどの耐久性がありますが、その上にある屋根材は30年経つ前に褪色が起きる場合があります。今回の現場もカラーベストの褪色が見られたためGAINAという断熱塗料で塗装をご提案いたしました。またGAINAは色が白に近いほど断熱性を増すため、白色での塗装をご提案しました。


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施工前


まずは、タスペーサーの取り付けです。タスペーサーとは屋根塗装の際に使用する、雨漏りの原因となる雨水が屋根裏に逆流することを抑制するためのものです。タスペーサーを取り付けないと、逆に雨漏りの原因になる場合があることと屋根裏の湿気を外部に放出できなくなり構造体を痛める結果となってしまいます。


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タスペーサー取り付け


タスペーサーを取り付け後、下塗りの工程に移ります。
塗装の工程は 下塗り1回目→下塗り2回目→中塗り→上塗り という4工程となります。
屋根塗装で最も重要なのは下塗りです。
カラーベストは経年劣化により微細な穴が空いており、上塗りが屋根に吸い込まれてしまいます。
下塗りを屋根材に浸透させることによることによって上塗りの吸い込みを防ぎます。


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そこで下塗りを屋根材に浸透させることによることによって上塗りの吸い込みを防ぎます。
上塗りの吸い込みを防ぐことにより、均一な膜厚がが確保され、仕上がりにムラが無くなります。


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それでは、実際の施工の様子です。
下塗りを濡れ色になるまで浸透させます。
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下塗り1回目 下塗り2回目


下塗りを2回塗装後は、GAINAを塗装していきます。屋根材の劣化がひどい場合は下塗りを3回、4回塗装する場合もあります。
GAINAは、特殊セラミック層で構成されており塗料の状態(固まっていない)で60%、塗装した状態(乾燥した)で80%の含有率でセラミックビーズという物質が含まれており、このビーズには周辺温度に適応する性質があります。
GAINAは屋根以外にも外壁はもちろん、内壁などにも塗装でき、特に内壁や屋根に塗装することで効果を実感しやすくなります。


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中塗り 上塗り


真っ白に塗装することで雰囲気がガラッと変わりますが、断熱性は抜群です。


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施工後


GAINAはマット感のある仕上がりが特徴で、美観性の向上が期待できます。
これで屋根塗装工事は完了なのですが、屋根塗装で注意すべきポイントは、「屋根を塗装しても、30年後にはカバー工法か葺き替え工事をしなければならない」という点です。屋根を塗装する目的が「美観性の向上」でなく、「屋根を長持ちさせる」ことが目的の場合、屋根塗装は有効ではありません。なぜなら、屋根材の下にあるルーフィングが30年経過すると効果がなくなるからです。カラーベストにおける屋根の防水機能はルーフィングが担っているため、屋根を塗装してもルーフィングは劣化し続けることになります。よって、屋根塗装は「美観性の向上」に適しているのであり、「長持ちさせること」には不向きです。
屋根は雨漏りの原因になりやすい部位になるため、適切なメンテナンスをすることがとても重要になります。