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破風を板金で包んでデザイン性と耐久性をUP!!

外壁塗装のご依頼があり早速現地調査ににお伺いすると「破風」と呼ばれる箇所が木でできていました。
破風とは、屋根における妻側の造形のことで、切妻造りや入り母屋造りなどには必然的にあるものです。


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破風とは


ご依頼は、破風も他の箇所と同じように塗装ということでしたが、破風が木でできている場合には塗装はおすすめできません。なぜなら、木は水分を吸い込み・吐き出すという呼吸を行っており、それにより表面にできた塗膜をはがしてしまうからです。すなわちどれだけ良い塗料を塗装したとしても結局5年ほどで剥がれてしまいます。


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木の塗膜剥がれ


また、木部専用の塗料も存在しますが、それは木そのものを染色する塗料であり、表面に保護膜を作るわけではないため、耐久年数が低いことが難点です。
木破風の場合は美観性が良く、かつ今後メンテナンスフリーの板金カバーをおすすめしています。


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施工前(破風が木製でできており劣化しています)


また、板金には色の種類もありますので、塗装後のイメージに合った板金の色を選ぶことをおすすめします。
今回の場合、既存の破風の色はブラックに近い色でしたが、塗装後の外壁はホワイトになる予定だったため、合わせて板金の色もホワイトにしました。


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施工後(ガルバリウム鋼板で破風を包んでいます)


破風板金カバー工事はオーダーメイドによる施工のため、基本的にはどのような破風でも施工できます。
また破風だけでなく、「母屋」や「鼻隠し」と呼ばれるところも木でできている場合があるため、そういった箇所にも今回のように板金によるカバーがおすすめです。
木部を塗装することをお勧めする業者もいますが、大切なお家にふさわしいメンテナンスは何かを考えて施工を行う必要があります。また一度カバー工法を行えば以後はメンテナンスフリーとなるので経済的ですね。