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外壁の膨れの原因と解決方法。外壁塗装のその前に必ず行っておきたいこと。

刈谷市の方から外壁塗装のご依頼があり、現地調査にお伺いいたしました。そこで発見したのは、外壁が水分を含んでしまい、膨れているという現象でした。


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こちらが膨れている様子です。 ぶつぶつになっているのが分かります。


このまま気付かずに塗装をしていたらあっという間にはがれています。今回は3点の原因が考えられたため、全て解決できるように施工をいたしました。
まず、一つ目は「外壁の浮きからの浸水」です。外壁材は窯業サイディングという一般住宅に最も多く使用されている外壁材でしたので、経年劣化とともに反って浮いてきてしまいます。そこの隙間から浸水していく可能性も否定できません。浮いている部分を釘やビスなどを使って固定していきます。


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固定していきます。 完了です。


二つ目にシーリングの劣化です。シーリング自体が割れたり、はがれたりした場合も浸水の原因となります。今回は浴室のシーリングがはがれていたため、増し打ちをさせていただき止水を行いました。
最後はお隣のお宅の給湯器から出る排気です。給湯器は200℃近い熱を持つ排気を排出いたします。法律では60cm以上離れていれば問題ありませんが、それでも影響は出てしまうものです。そこで今回は、お隣の方の許可をいただき、お隣のお宅の給湯器に上方排気カバーを付けさせていただきました。


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設置前です。(通常排気) 設置後です。(上方排気)


給湯器の排気カバーには横に排気する側方排気カバーなど、様々な状況に合わせて選ぶことが出来ます。今回は、小さいお子様がお家の周りを行き来する可能性があるとのことでしたので、上方排気カバーを付け、安全面でも対策をいたしました。


こうした対策を適切に行い膨れが起きないようにすることが大切ですね。原因を確定し同じ現象が起きないように施した後補修工事で目立たないように仕上げていきます。

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施工前です。 施工後です。


この外壁の膨れは水を吸っているというサインのようなものです。今回は、早期発見をできたため解決することが出来ましたが、下地まで腐ってしまっていたらもっと大掛かりな工事を行わなければ解決することはできません。
早期発見、小工事での解決を行うためにも、日曜日の草むしりをしているときにちらっと見てみたり、駐車をして玄関に向かう途中に気にしてみたり少しでも外壁の様子を気にしていただけると幸いです。