【電話受付】9:00~18:00 【定休日】水曜日  メール・LINEは24時間受付中!

blog

見落としがちな笠木から雨漏れ。気付ける業者はそんなにいない???

笠木から雨漏れの侵入が原因

最近あったご相談で内装の床がふわふわするとのことで調査に伺いました。
一見外観等問題はないように見えましたが調査を行ったら屋上にある、笠木が怪しかったので足場を立てて工事を行うことになりました。

・施工前1 ・施工前2
こちらが施工前の笠木状況です。
一見問題ないように見えますが、よく見ると釘が抜けていたり、浮いていたりしていました。


・笠木取り外し
笠木を外します。


・捨てサイディング
笠木を外しましたら、捨てサイディングがありました。
サイディングをみると水が回っている痕跡があります。
サイディングも外していきます。


・捨てサイディング
防水紙が見えてきました。
真っ黒に変色していました。
通常であれば防水紙はここまで黒くなることはありません。


・内部状況
防水紙をカットして中の下地状況を確認します。
案の定、水が周り木材が痛んでいました。取り替えるまでにひどい状態ではないため、乾燥をさせて下地を活かしていきます。


・サイディング新設1 ・サイディング新設2
まずカットした防水紙で防水処理してから、サイディングを新しいものに張替えていきます。


・防水紙施工1 ・防水紙施工2
サイディングを新しく貼り終えたらその上から防水紙を巻いてしっかりと防水処理を行います。


・金物取り付け1 ・金物取り付け2
笠木を固定する役物を決められたピッチで取付を行います。


・完了1 ・完了2
最後に新しい笠木を被せて完了となります。


今回は平面に水が滞留しないように、内勾配タイプの笠木を取り付けました。
そうすることで平面にたまらず、雨水が流れていくので浸水の予防にもなります。

今回のお宅はただの板金を加工して真上から釘を打ち固定されていました。
このような施工方法では風で煽られれば釘は抜けますし、平面に水がたまれば釘から浸水をしてしまう状況でした。

一度ご自宅の笠木を確認してみては、いかがでしょうか?
雨漏れしたなどございましたらお気軽にお問い合わせください。