必ず起きる!?雨漏れの原因~トップライト(天窓)改修工事~
雨漏れの原因 トップライト(天窓)撤去工事
豊田市のお客様でトップライトを撤去して屋根カバー工法を行ってほしいと問い合わせを頂いたので伺いました。調査に伺いお客様にお話を聞くと強風の雨の日に隙間から水が入ってくるとのことでした。
隙間と聞いたのでおかしいなと感じましたが調査するとガラスを重ねてカラーベストみたいにしてあるだけで、ガラスとガラスの間はパッキンがあるだけでした。
今回はトップライトを塞ぐ工事を行いました。
最初にトップライト周りのカラーベストを剥がしていきます |
その後、ガラスも撤去していきます。 |
剥がした後に、垂木を打ち下地を作っていきます。 |
垂木の上に構造用合板を貼ります。 |
次に防水紙を貼ります。 |
カラーベストを伏せます。 |
今回は屋根をカバー工法行うため、ここからは通常の屋根カバー工法と同じ流れで進んでいきます。
その上にも防水紙を貼ります。 |
完成です。 |
ほかの工法としてはトップライトをワンサイズ小さくして付け替える方法もありますが、長期的に見るとこちらも雨漏れのリスクはありますので最も望ましいのは今回の様な撤去となります。
トップライト(天窓)改修工事のポイント
豊田市のお客様で、トップライトの辺りから雨漏りがするということで調査を行いました。診断の結果、エプロン(トップライト下部にある白いもの・防水の役割を果たしている)の劣化や取付け方法が原因だと判りました 。
施工前(雨漏れしている状態)です。 |
2.エプロンの勾配(傾き)。
3,エプロンは昔は鉛で施行されていることが多く、酸性雨などで腐食する。
1、3は交換で解決できますが、2は要注意です。
エプロンの下に瓦がありますが、これが問題です。
エプロン交換の際に、この雨漏れの原因の一つであるトップライト下部の瓦を撤去する必要があります。
まずは周囲の瓦を外し、エプロン・不要な瓦を撤去します。
完成です。 |
完成(エプロン拡大図)です。 |
屋根のトップライト メンテナンス見落としに注意!?
トップライトは屋根の上についた窓のことで通常の窓からの採光と比較しても約3倍開口面積があるといわれています。近隣住民からの視線なども気にする必要がないのでトップライトがついている住宅は数多くあります。■ただその反面雨漏りを引き起こしやすい箇所の1つでもあります。
屋根を流れる雨水がトップライトにせき止められることにより、滞留を引き起こし雨漏れしやすくなります。
また、屋根に穴をあけて窓を取り付けるため、窓の収まりはルーフィングと防水テープと板金のみとなります。
特にコーナー部分は施工が難しく雨漏りしやすい箇所なのでメンテナンスの際は念入りに点検する必要があります。
■トップライトは結露もおこしやすい
トップライトは特性上表面結露が非常におきやすいです。室内外の気温差を一身に受けやすく、結露を発生します。
トップライトの結露はふき取りが困難なため放置されてしまい、ガラス面から内部に侵入するため、部材の腐食につながるリスクがあります。
■定期メンテナンスとしてはサッシ廻りにコーキングを打設するなどです。
室内側のトップライトは気密性を高めるためパッキンが使用されていますが、経年の劣化により穴やひび割れがから雨漏りにつながるケースが多いからです。
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交換が必要になるまで放置するのではなく、定期的なメンテナンスをしっかりと行いましょう。
建物の劣化や雨漏りなどの不具合には様々な原因がありますが、原因を追究するにも解決するにも専門的な意識が必要になります。お困りのことがございましたら、トータルリフォームを手掛けるリフォームスタジオニシヤマにぜひ一度お問い合わせください。今後のお家の安心のためにしっかりと診断し、最適な提案・工事をおこなわせていただきます !