トヨタホーム外壁塗装時の要チェックポイント！！

トヨタホームの建物を外装診断させて頂くと今回ご紹介させていただく部分が劣化しているのを良く見受けられます。その部分が幕板とか帯と呼ばれる1階と2階の間にある見切り部材です。
ヒビが入っていたり、反り返っていたりしますので、このまま塗装をしても同じ現象が近いうちに必ず再発し、ヒビ割れや隙間から雨水が入り劣化させてしまう原因になります。
金具を使用してビス固定されているので、新たにビスで固定し直したり、交換することが必要です。

劣化状況（ズレ）

劣化状況（ひび割れ・クラック）

今回はヒビ割れしていたり、反り返っていたので交換をしました。交換する際は同じ形状の幕板を用意する必要があります。ただ、残念ながら全く同じ部材を施工店が入手することは困難ですので、お施主様にハウスメーカー（トヨタホーム）に交渉して頂き、手配して頂きました。

施工（既存撤去①）

施工（既存撤去②・拡大）

施工（交換、取付）

まずは既存の幕板を慎重に撤去します。このようにジョイントに専用の金具が取り付けており、はめ込んであるので持ち上げて外します。新しい幕板を同じ寸法に切断して取り付けます。その際に金具のつめ部分が開いていたので、少し叩いて正常な状態に戻しました。幕板の取り付け後は、目地と上部にコーキングを施工する必要があります。幕板交換後外壁塗装で同色に仕上げていきます。
また、コーナー部分にグラグラする箇所があったので、取り外してみたら金具が１ヵ所しかついていないところがありました。こちらには金具を追加して補強しました。

施工　コーナー部分（金具なしの状態）

施工　コーナー部分（金具追加新設）

幕板にもいろいろな形状がありますが、取り付け方は築30年の建物も築10年ほどの建物も違いはありませんので、修繕方法も同じ要領で行えます。
ただし、あまり築年数が経っているとハウスメーカーでも部材がない場合があるので、確認が必要です。
このように外壁塗装する際はただ、外壁を塗装するのではなく、劣化しているところや今後、劣化が広がりやすいところはしっかりと修繕していきましょう！
今回のようにお客様にも少しご協力をいただきながら、よりしっかりとした外壁メンテナンスを行うことが、とても大切ですね。塗装するだけではなく、塗装ではできない補修や修繕することが外装リフォーム工事です。外壁塗装店ではできない施工もありますので、しっかりと修繕をしてより長く建物を維持できるようにしていきましょう！
まずはしっかりと施工実績のある外装リフォーム専門店にお問合せください。