屋根カバーについて スレート屋根は塗装しても無駄!?
屋根カバーについて
みなさま屋根カバーについてご存じですか?
実は25年以上経っているスレート屋根(カラーベストやコロニアル)の住宅には屋根カバーが必須なんです。
スレート屋根の下には防水紙というものがあります。実はこの防水紙で雨を防いでいるのです。
屋根材自体は1次防水で防水紙が2次防水ですが、防水紙の役割が非常に大きいのも事実です。
屋根塗装で防水効果があると思われている方が多いですが厚さ数ミクロンの塗膜に雨を防ぐ効果はありません。
なので美観性を求めるお客様には屋根塗装という選択肢もありなのですが防水面でいうと屋根塗装に意味はないんです。
25年~30年経つと防水紙が劣化してくるのでこのタイミングで屋根カバー工事が必須になります。
けど屋根の上に屋根を新たに乗せて大丈夫なの?と思われる方もいると思いますが大丈夫です。
屋根カバーで新しく乗せる屋根材はとても軽く耐震状の影響もございません。
なので安心して工事を行ってください。
雨漏れしてからだと遅い屋根工事、早めの屋根カバー工事を推奨いたします。
屋根カバー工法
岡崎市のお客様から屋根カバー工法の見積もり依頼を頂いたので伺いました。
築26年で初めてのメンテナンスとのことでした。
塗装にするか屋根カバーにするか考えられていましたが今後も長く住んでいきたいとのことで今回は屋根カバーを行うこととなりました。
IG工業のスーパーガルテクトで施工を行いました。
最初に既存の棟板金などを撤去し防水紙を貼っていきます。
屋根棟撤去 |
防水シート貼り |
その後、ガルテクトを下から順番に貼っていきます。これも貼っていく順番があり上から張ってしまうと完全に雨漏れしますので注意が必要です。
最後に、新しい棟板金を取り付けて完了となります。
ガルテクト以外にもセネターという商品もあります。
大きな違いは見た目がガルテクトよりデザイン性があり瓦屋根みたいに見えます。
屋根材(ガルテクト) |
屋根材(セネター) |
どちらも耐久年数は変わらないのでカバーするのであれば見た目も変えたいという方にはセネターもおすすめです。ちなみにセネターは屋根材表面に石材チップが吹き付けられており、ガルテクトなどの平板板よりも雨音が軽減されるのが特徴です。
屋根カバー工事について
今回は屋根カバー工事についてご説明させていただきます。
スレート屋根の下に防水紙というものがあります。実はスレート屋根ではなくこの防水紙で雨を防いでいるのです。
ただこの防水紙、25年から30年で寿命が来てしまいます。
放置致しますと雨漏れの原因になるので築25年以上のスレート屋根のお客様は必ず屋根カバー工事を行ってください。
屋根塗装で雨漏れを防げるという意見もありますが、雨は防水紙で防いでいるのでスレート屋根を塗装しても雨漏れは防げません。
屋根塗装で得られる効果は美観性の向上のみです。必ず屋根カバー工事を行ってください。
また、屋根カバーの種類でも断熱材の入っている種類を選んでもらえると夏場など屋根からの温度を軽減してくれるのでおすすめです。
カラーベスト 塗装ではメンテナンスはできません!!
カラーベストの正しいメンテナンス方法はご存じでしょうか。 外壁の塗装をするなら一緒に屋根の塗装も!という声をよく伺います。
しかし、屋根のメンテナンスをする上で実は塗装は意味がありません。
確かに屋根塗装を行えば美観性の向上にはなりますが、
厚さ数ミクロンの塗膜に雨漏れを防ぐ効果はありません。
屋根からの雨漏れの大半はカラーベストの下にある防水紙(ルーフィング)の寿命によるものです。
防水紙の寿命は25年~30年といわれております。
その為、寿命を迎えるタイミングで葺き替えorカバー工法などの抜本的なメンテナンスが必要となってきます。
今回はカバー工法の施工をご紹介いたします。
施工前 |
古い棟を撤去します。 |
新しくルーフィングを敷いていきます。 |
部材を固定していきます。 |
役物を取り付けて完成です。 |
屋根カバーの種類にもよりますが、一度施工すれば屋根に関しては雨漏れの心配もなく、メンテナンスフリーとなります。
意匠性抜群!デクラシステムの屋根材
屋根カバー工法をする際に選定される材料として「ガルバニウム鋼板」をよく使います。
みなさんも良く見られる屋根材の中で「スーパーガルテクト」が多いと思いますがその中でも鋼板だけど鋼板に見えない材料もあります。
今回は耐久性、意匠性に優れている【デクラシステム】の屋根材を紹介します。
1.ガルバニウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板とは、1972年にアメリカの会社で開発され、いまや全世界で生産製造されているアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の名称です。
(金属名称と思われがちですが、実は商品名称です。)
ガルバリウム鋼板の屋根材は一般的な国内の屋根材の中で最も軽いため、施工の幅が広く、耐震性にも優れています。
また、1980年代まで主流であった従来の亜鉛メッキ鋼板に比べ、サビに対して3倍~6倍の耐久性も兼ね備えています。
ルーフタイルグループが提供するハイブリッド屋根材「デクラ屋根システム」は、これらの特徴のあるガルバリウム鋼板に天然石の加工を施すことで、色褪せの心配や、塗り替えの必要がないメンテナンスフリーで、長期的にとてもお得な屋根材です。
(詳しくはこちら!)
2.よく見られるガルバニウム鋼板屋根
IG工業:スーパーガルテクト
ニチハ:横暖ルーフ
屋根カバー工事を検討する中でよくみられるラインナップです。
遠目でみればスレート屋根のようにスマートでかっこいいですね。
ただ懸念点としては何十年と経過すると表面塗膜が劣化し美観性が損なわれること鋼板に直接あたり雨音が気になるなど一部の方にとってはデメリットがございます。
ただガルバニウム鋼板のためさびに強く耐久性が高いのは間違いありません。
3.デクラシステムの屋根材【セネター】
一つ目は【セネター】という商品です。
ガルバニウム鋼板に天然石が加工されており、上記の商品のように色あせを気にした入り、雨音が気にならないメンテナンスフリー商品です。
見た目も重厚感がありただの鋼板と見比べると一目瞭然です。
4.デクラシステムの屋根材【ミラノ】
こちらは【セネター】と見比べると丸味を帯びている形でテラコッタ風のような屋根に仕上げることができます。
商品としては【セネター】と同じように天然石加工が施されているので色あせの心配がありません。
いかがでしたでしょうか?
一般的なガルバニウム鋼板の屋根材と比べると見た目も機能性も全く違いますよね。
デメリットとしては施工から1年ほどはしっかりと固着していない天然石が流れることがありますが、1年以上経過すれば止まります。
あとはコスト面です。
天然石加工をしているため、そうでない屋根材と比べるとコストが高くなっております。
ただその分メーカー保証が30年であったりと機能面や保証面はばっちりカバーしてくれます!
天然石付き金属屋根!
屋根カバー工事などを検討される中で、いろんなメーカーの商品があり、どれがいいのか悩んでしまう方を多く見受けられます。
カバー工事をすれば雨漏れはもちろん防ぐことができますが、せっかくなら見た目もかっこよく高級感を感じる屋根材を選んでみませんか?
今回は「デクラシステム」の【ミラノ】を紹介します。
【デクラシステムについて】
世界の厳しい基準での全天候耐久性テストをクリアした「デクラ屋根システム」
ガルバニウム鋼板に天然石チップを吹付させたハイブリッド屋根材となっております。
一般的な瓦屋根材ですと1㎡あたり約50キロほどですが、デクラの屋根材は約7キロと超軽量かつ耐久性に優れています。
【施工方法について】
屋根の施工方法としてインターロック工法を用いています。
屋根材1枚1枚をビスで本体を水平・垂直に連結し、下地の野地板にしっかり固定していきます。この工法により、屋根が一面化し、地震や台風によるズレや欠落などを防ぐことができます。
【様々なテスト】
もともと海外製の商品であり、日本より過酷なテストを行っています。風速を加速させ、強烈な台風並な風速70m/s時の風圧にも耐えることがわかりました。
大雨テストでは多角方面からの散水し、風圧を加え200m/hの雨を再現したところ下地の野地板に水の浸水は見受けられませんでした。
アスファルトシングルや瓦の場合水漏れ、ズレ、剥がれなどが発生した中デクラシステムのみ破損がない結果もございます。
【商品の実績、保証について】
世界120か国以上で60年以上の信頼、実績があります。
築17年目の住宅も新築とほとんど変わりなく、メンテナンスフリーで美しい景観を保っていて、ロングライフ住宅に最適です。
また商品に対しても「30年の材料品質保証」
「10年の美観性保証」がついてくるため、長期的に見ても安心ですね
【南欧風を想像させる特徴的な形の「ミラノ」】
波形模様により建物をより一層引き立て、気品と華麗さを印象付けます。
和風・洋風どちらの住宅にも使えるデザインで人気の商品です。
配色も2色配合の「バーントアンバー」「カッパーレッド」などのカラーバリエーションがあり、様々な表情を見せてくれます。
形が波形のため、施工も難しく、通常の板金工事では収め方が変わります。
そのため、施工になれた施工店、職人にお任せするのが一番です。
にしやまではミラノの施工実績がございますので、ぜひ一度ご相談ください!