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軒天とは?屋根付近の塗装について刈谷市の業者が解説!

軒天は軒裏や軒天井とも呼ばれ、屋根が外壁から外側に出ている部分の裏側にあたります。
軒裏ボードという白い板が貼り付けられているケースが一般的ですが、ケイ酸カルシウム板や金属製などいくつかの材質があり、カラーやデザインの種類は多様です。
外壁と合わせた塗り壁材を利用して、下から住宅を見上げた際に統一感が出る外壁一体型と呼ばれる方法で仕上げられていることもあります。
ボードなどを使って仕上げることで、屋根のすぐ裏側の下地材や構造材などがむき出しになるのをカバーし、万が一火災が起こった際には屋根裏への延焼を防ぐ役割も果たします。
そのため木造2階建てでは、延焼の恐れがある外壁や軒裏には耐火時間30分以上の防火性能が求められます。

□軒天は劣化しやすい?
住宅の美観を守り火災の折には延焼防止に役立つ軒天ですが、紫外線や長年の風雨の影響で屋根や外壁と同じように劣化が進み、刈谷市でも台風などの強風の際にボードの表面が剥がれるといった破損が起こるケースが少なくありません。
反射によって屋根の下が明るく見えるよう白やクリーム色の塗料で仕上げられていることが多いため、汚れや劣化が目立つ場所でもあります。

雨漏りによってシミが生じたり塗膜が剥がれることで、雨漏りの早期発見につなげられるというメリットもありますが、劣化や破損が起こった際には補修工事や塗装が必要になってきます。
屋根裏の湿気や熱気を外に逃がすため、ボードには換気用の穴があけられているものもありますが、通気を良くしておく必要があることから、防水・防カビ機能のほか通気性に優れた塗料が使われます。


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□劣化した軒天の補修
破損が起こった際には早めの補修が必要ですが、軒天の塗装や補修工事のためだけに足場を設置する費用をかけるのはもったいないため、屋根や外壁の塗装と合わせて実施するのが現実的です。
軒天は屋根のみならず家屋全体を保護する上で大事な部分となっていますが、日ごろあまり注意して見ない場所でもあり、異常に気付きにくい面があります。
雨漏りのサインに早めに気付くことができる部分でもありますが、外壁との取り合い部は雨漏りが発生しやすいとされ、雨どいの周辺も含めて、大雨の後などは念入りに観察しておくことが大事です。


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□おわりに
リフォームにあたっては塗装のほか、既存の下地を補修した上でボードを重ねて行く重ね張りや、既存部分を撤去した上で新しいものに替えて行く張り替えという方法があります。
近年では大型台風や豪雨災害が全国で問題になっていますが、刈谷市でも自然災害は他人事ではなく、適切なメンテナンスによって備えを万全にしておく必要があります。