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シーリング工事~打ち替えと増し打ちの違い~ 

外壁塗装の御見積依頼をされたお客様によく、「シーリング工事はなんで打ち替えと増し打ちの2つに分かれているの?」とご質問をいただきます。
さて、なぜでしょう!
実は、シーリングを打設した時に、「厚みが取れるか取れないか」で区別しているのです。
シーリングの役目といえば、外壁の隙間を埋め、水を通さないようにする、ですよね。お家自体はよく動いているので、当然外壁材も動きます。となると、シーリングは引っ張られても伸びてくれないといけません。シーリングが本来の力を発揮し、外壁の動きを追随するには「厚み」が重要なのです。この厚みがしっかりとれず薄く打設されてしまえば、全く効果を発揮してくれません。そこで、厚みの取れないサイディングの板と板の間は一度撤去して再度打設する、打ち替えが基本となっているのです。

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サイディングの板間です。

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この上から打診しては厚みが取れません。


サイディングの板と板の間は基本的に打ち替えですが、その他はほとんどが増打ちです。上から打って厚みが取れるならわざわざ既設シーリングを取る必要がないため、増し打ちにされているのです。

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サッシ周りは増し打ちです。

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縦入隅も増し打ちです。


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帯上も増し打ちです。

ただし、上記3つの中でも、サッシの出隅が薄い場合(外壁の方が出ていることもあります。)や、ALCでも施工しろが残されていないときはVカット工法か、打ち替えになります。
今回はシーリング施工の基準は「劣化しているかしていないか」ではなく「厚みが取れるか取れないか」であることをご理解いただければと思います!

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