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浴室の結露が外壁腐食の原因に!?よくある事例の解決方法!!

浴室外壁の腐食から外壁内部が大変な状況に!?

日進市のお客様から外壁塗装の診断依頼を受けて訪問したところ、浴室の外側の外壁が腐食しているのを発見。

完全に腐食しており塗装も出来ないため、外壁張替を行い、内部の湿気が溜まる原因を解決することにしました。


診断した際の写真です。腐食があり、お客様がご自分でマスカ養生されていました。

 

マスカを撤去した状況です。腐食がかなり進行しております。

 

コーキングを撤去し外壁解体の準備をしていきます。

 

外壁を上から順番に剥がしていきます。

 

外壁解体完了です。

 
腐食の被害状況として窓廻りのシーリングの隙間より水が浸入していることが一番の原因でした。
かつ侵入した水分や浴室の湿気が原因で外壁内部に湿気が溜まりますが、湿気が抜ける通り道がすくなかったため、外壁材を接合している木下地の胴縁を切り欠いて空気の通り道をつくる必要がありました。


胴縁を切り欠いた後の写真です。

 

下地胴縁材の切り欠き完了。

 
このように抜け道を設けることで湿気が上に逃げていく仕組みをつくります。
ここから外壁を復旧していきます。

当時は12mm厚の窯業サイディングですが、現在は12mmの厚みの窯業サイディングが廃盤となっているため14mm厚の窯業サイディングで施工していきます。
厚みの違いにより、若干おさまりが悪くはなりますが、塗装をすることである程度馴染みます。


外壁材の釘打ち状況。

 

完了です。

 
外壁が腐食を起こしている場合、その根本原因を解決しない限り再発することは見えています。
張替するだけではなく、原因を追究して解決するための工事を行うことがリフォームではとても大事になります。
そのため建物の不具合の知識をたくさん持っていることが必要です。
会社選びの際は、そういった視点で経験値の高い会社を選ぶことをおすすめします。

今回のケースも慢性的に水が入り続けた結果下地材を痛めることになっていました。
外壁塗装は大事ですが、外壁塗装を行う前に悪いところを直す工事の方がもっと大事です。

これを見逃すとせっかく塗装しても腐食部分が原因で塗膜が剥がれるなんてことも考えられます。
しっかりとした診断と適切な施工を行うことを推奨します。
塗装する前にはおうちのベランダの外壁などチェックして、苔など生えてないかを確認してみてくださいね。