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【台風で雨漏り】謎の雨漏り原因はどこ?屋根を追求してみた。

先日、大きな台風が東海地方を直撃し、たくさんの雨漏りのご依頼をいただいております。
雨漏りは、非常に難しい工事です。
我々プロの目で見ても原因がわからなかったり、予測がうまく立たないことも珍しくありません。


特にやっかいなケースは、もともとの建築に欠陥があり雨漏りしてしまっている場合です。
大きな台風のときだけ雨漏りがある場合などがこれによく当てはまります。
壁の中に水がはいるということは良いことではありません。
しかし壁の中でも防水をしているためすぐに雨漏りするというものでもないのです。

次にご紹介する工事の途中にある、白いシートのようなものにご注目ください


□ 実際の施工写真
屋根施工前
カラーベストの屋根です
屋根防水紙
雨を防ぐルーフィングを施工しています。
こちらは、屋根の工事です。
古い屋根に対し、雨漏り防ぐ紙(ルーフィング)を一面に張り付けています。



壁施工前
施工前の外壁です。
壁防水紙
外壁全体に防水紙を張り付けています。
こちらは外壁において、雨水の侵入を防ぐ防水紙を貼っているところです。


屋根施工後
屋根の完了後の写真です。
屋根用の防水紙(ルーフィング)の上からガルバリウム鋼板という金属の屋根材を施工した後です。


壁施工後
壁の完了後の写真です。
外壁の防水紙の上からガルバリウム鋼板という金属の外壁材を施工した後です。


どちらのケースでも防水紙を貼ったのちに外装材を施工します。
よく勘違いしてしまう点ではありますが、外装材が雨漏りを防いでいるのではなく、なかのシートが雨漏りを防いでいます。
外装材自体にも、防水効果はもちろんありますが、外装では1次防水(外装材)、2次防水(防水紙)といい、段階を踏んで防水を行うのが普通です。

大きな風を伴う場合にのみ雨漏りが起きるケースでは、中の防水紙の裏側に雨水が登ってしまうなど、構造的に水の逆流を考慮していないことや、そもそも防水紙に途切れがあり、1次防水(外壁材)に頼った造りになっている場合があります。

こういった原因の場合、特定するのが困難でなんど直しても再発してしまうということがよく起こります。

費用はかかりますが、防水紙から施工するカバー工法では、根本的に雨漏りをシャットアウトするため、防水という観点では非常に強力な工事になります。


表面を保護するだけが外装ではありません。
本当の意味で建物を守る工事をぜひご検討ください。


リフォームスタジオニシヤマでは無料で現地調査、お見積りを行っております。
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