ボロボロの屋根どうすればよい!?その解決法とは?
屋根の劣化の状況と原因
お客様より屋根がボロボロになっているとの、お問い合わせをいただき現地を確認しました。
下の写真の通りかなりの表面劣化が見受けられました。この屋根材はカラーベストとかコロニアルとか呼ばれるもので、スレート系屋根材の一種です。
・診断時の写真です。 |
・塗装が剥がれて素地が見える状態です。 |
診断すると塗装が剥がれている状態でした。このような症状になる原因は3つあります。
①前回の屋根塗装で下塗りをしっかり塗れていなかった。
②水性塗料で屋根塗装が行われている。
③そもそも屋根材自体が劣化してしまっている。
原因がどこにあったにせよ、この状況ですと、今回塗装を行っても長持ちさせることは不可能判断し、
このような状況の再発防止と今後の雨漏り対策や長期的なメンテナンスを考え、屋根のカバー工法を行いました。
屋根カバー工法の施工の様子をご紹介します。
まず棟板金と木の下地を撤去します。
・棟 板金撤去 |
・棟 下地撤去 |
その次に防水シートを貼付けます。
基本的なことですがポイントとしては、下から上へと重ねていくことで雨が内部に入らない状態になります。
ここを間違えると雨漏りを起こしますので注意点の一つです。
・防水シート施工 |
・防水シート施工 |
そこからガルバリウム鋼板屋根材のIG工業:ガルテクトでカバーを行います。
このガルテクトは屋根材裏面に断熱材が取り付けられており、単に屋根が綺麗になるというだけでなく、断熱性も確保できます。
・ガルテクト貼り |
・ガルテクト貼り |
・完成 |
・完成 |
まとめ:
スレート系屋根材は耐用年数がおよそ30年と言われており、いずれかのタイミングで葺き替えや今回ご紹介したカバー工法が必要となってきます。
新築時に耐震性と経済性を追求しこのような屋根材が非常に普及しましたが、アスベストの問題もあり最近では昔ほど使われなくなってきています。
屋根カバー工法を行うことで雨漏れの心配もないですしメンテナンスフリーにもなるのでオススメです。