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鉄筋コンクリート住宅の爆裂補修。その原因と対策とは!?

鉄筋コンクリート住宅の爆裂補修


改修工事を行う際に、長年放置されている建物の場合【爆裂】を起こしているときがあります。
これは建物の微細なクラックなどから雨水が浸入して、躯体内の鉄筋に錆が生じた結果、鉄筋自体が錆で膨張して
コンクリートが押し出された状態。
重度の場合は、鉄筋が露出した状態となり、コンクリートが欠落する恐れも。
鉄筋コンクリート以外にも、ALCによるボルト穴からの爆裂現象もあります。


施工前です。

 
クラックや屋上から水が浸水し、爆裂を起こしています。




剥離

 

剥離

 

まずは爆裂している箇所をめくっていきます。 鉄筋コンクリート住宅ではこうした箇所が必ずと言ってよいほど見つかります。これは建物の構造上コンクリートにはひびが入りやすく、経年劣化とともに防水層の隙間などから雨水が侵入することで発生します。



ケレン

 
爆裂している箇所の多くはこのように、鉄筋がさびてむき出しになっていることが多く見受けられます。
補修前にワイヤーブラシなどでケレン作業をし、サビ止めなどを塗布し下地を整えていきます。



モルタル

 

モルタル

 

接着性の高いモルタルで左官補修を行って下地を作っていきます。ここでのポイントは既存のコンクリートに新しいモルタルをしっかりと密着乾燥させることが大切です。



塗装

 

完了

 
既設と同様の模様を作って塗装をして完成です。

劣化状況によって適切な補修方法を行わずに塗装をしてしまうと、塗り終えた直後は綺麗ですが、数年で剥離や不具合の要因になります。

塗装をする前にしっかりと知識のある施工業者に診断してもらい、適切な補修を行ったうえで塗装工事を行いましょう。