コーキングの重要性

お家のメンテナンスをする上で塗装だけでなくコーキングにも注目する必要があります。
コーキングが劣化しているとサイディングの劣化や最悪の場合雨漏れを引き起こすケースもあります。


■コーキングの種類
コーキングは材にはシリコーン系、変成シリコーン系、ポリウレタン系などの種類があり、用途によって使い分けられます。
外壁の目地などには基本的に変成シリコーン系のコーキング材が使用されます。

変成シリコーン系コーキング材

シリコーン系コーキング材

■コーキングうち替えの目安

紫外線による経年劣化によってコーキングが中央からひび割れが発生している状態。

前回施工時のプライマーの塗布不足によりコーキングが側面からはがれてきている状態。※施工不具合

上記の状態を放置した場合、コーキングの隙間から雨水が浸入します。
サイディングボードは裏面は塗装されていないため雨水を吸収し外壁のひび割れや反りが発生してきます。
最悪の場合外壁材の腐食や雨漏れにもつながるため大変危険な状態といえます。


■サイディングの剥離
■打ち替え、打ち増しの違い
コーキングを充填する上で重要なことは厚みを取ることです。
目地箇所は厚みがないため既存コーキングを撤去し、コーキングの厚みを確保します。

■反対にサッシ周りや入り隅などは打ち増し工法が可能です。
サッシ周りなどは、打ち替えをした場合下地の防水テープを傷てけてしまうリスクがあるため打ち増しを推奨しております。
状況に合わせて最適な工法を行いましょう。