セキスイハウス　かわらU

外装リフォーム工事を行う中で、【屋根がセキスイのかわらU】のお客様がいらっしゃいます。
セキスイの【かわらU】はセキスイハウスのオリジナル商品でカラーベストの上にカバー工法が可能とメンテナンス性が高いもので過去にたくさん施工されている商材の一つです。
1975年ごろから販売開始され、当初はアスベストが含まれていましたが、アスベストに対する規制により、ノンアスベストの【かわらU】が誕生しました。
しかし、このノンアスベストのかわらUが問題で耐久性がなく、ひび割れが入りやすことでトラブルがたくさん発生した事例があります。そんな背景があり、今では販売終了となっている商材です。
ではこのセキスイの【かわらU】を使用しているお宅で【ノンアスベスト】のお宅はどのようなメンテナンスが適切か、多くのお客様が頭を抱えていると思います。
当社で過去に実際に行った施工を交えて改修方法のご説明をさせていただきます。


こちらがセキスイ【ノンアスベスト　かわらU】です。
過去に塗装メンテナンスされていますが、多くのひび割れ、塗膜の剥がれが見受けられます。
塗膜の剥がれたところから屋根材自体がいたみ、上に乗るだけで割れる可能性があります。
かわらUは塗装で何とかしようと思う方が多いと思いますが、大手メーカーでもかわらUの塗装は不可とされています。

かわらUのメンテナンス方法は【屋根葺き替え】のみです。
実際にかわらUをめくり防水紙を新しく敷き、新しい屋根材を葺く工法です。
葺き替え工事をする際に費用削減するために弊社では、【セキスイかわらゼロアスベスト証明書】を取得して処分費用削減に努めています。

まず【かわらU】を一枚ずつ剥がして撤去していきます。

かわらUと古い防水紙を剥がすと、新築時のカラーベストがでてきます。

カラーベストの上にカバー工法が可能ですので、カラーベストはそのままで上に新しい防水紙を敷いていきます。

防水紙が敷き終わったら役物を施工していきます。

役物を施工しましたら、本体の施工にうつります。
今回使用している屋根材は【スーパーガルテクト】の金属屋根になります。
耐候性、断熱性、軽量とコスパに優れている商材です。

施工完了です。
かわらUと違い外観は変わりますが、今後メンテナンスフリーとなりますので経済です。
このようにセキスイの【かわらU】は塗装ではなく【葺き替え工事】が必須となります。
かわらUでお困りのお客様は【塗装業者】ではなく、【外装リフォーム業者】にご相談することをお勧めいたします。