外壁の反りや浮きは非常に危険です！

日進市のお客様で、外壁の状態が気になるということで、診断のためお伺いさせていただきました。
現状を確認したところ、外壁材の反りや浮きといった状況が確認されました。

現状（外壁を下から見上げた写真）

これは、かなり深刻な状況です。
このままでは、いつ脱落してもおかしくありません。

まず、こういった現象が起こることの要因として挙げられるのが、塗膜の劣化と水分です。
この外壁材は窯業サイディングというものになります。
セメント・石膏などを主成分にし、基材に吸水性があるのが特徴です。
そのため、塗装をおこなうことで塗膜が外壁材の表面を水から守っているのですが、塗料には耐用年数があるため、それを過ぎると紫外線による影響から塗膜の結合が弱くなり、チョーキング（塗料の剥がれ）が発生します。
そうなると塗膜による外壁表面の防水の効果がなくなってくるため、外壁材が水をどんどん吸う状況になります。
外壁材は水を吸ったり吐いたり（乾燥）する際に伸縮をし、その動きによって外壁材を抑えている釘が緩くなり、抑えの弱くなった外壁材は反ったり浮いてきたりするのです。
この発生した隙間からまた水が回り、外壁材の水分を含む量が多くなります。
最悪の場合、腐食に繋がり崩れます。

ここまでくると外壁材を張り替えることが望ましいのですが、費用が高額になりますし、この先長くお住みになることはないようでしたので、今回は釘による浮き抑えと塗装を行ないました。 まず、施工前の写真になります。

施工前

釘を打つことで外壁材を抑えます。

施工中

釘頭をパテで埋めます。

施工中

完成です。

完成

「うちはまだ大丈夫！」費用もそれなりに掛かるので先延ばしにされる方が多くいらっしゃいますが、その結果このような事態を招くことも少なくありません。
劣化が深刻になる程メンテナンスに費用が掛かりますし、何より安心して暮らすことが出来なくなります。
リフォームスタジオニシヤマでは、診断・見積りまでは無料でおこなっておりますので、一度プロによる診断をされてみてはいかがでしょうか。
現状を確認し、適切なご説明・ご提案をいたします。
お気軽にお問い合わせください。