腐食して劣化した軒天上の張替工事

今回は、腐食した軒天の張替工事をご紹介いたします。

お伺いしたお客様より軒天が腐ってしまっているから調査してほしいとのご依頼を受けました。
現地調査をしたところ軒天上部の外壁材のコーキングが完全に切れてしまい、そこから入った雨水が軒天に滞留していました。

施工前

こちらが施工前の写真です。
この状態で塗装したとしても腐食をとめることはできません。
ケイカル版を取り替えて上部のコーキングを打ち換える必要があります。

ケイカル板撤去

ケイカル板を外した際の写真です。
雨水の滞留により、下地が腐食しています。

■施工方法

施工前

まずは既存のケイカル版を撤去します。

下地作成

既存の下地では新しいケイカル版をとめることができないため新しく下地を作ります。

完成

下地作成して新しいケイカル版を張り付ければ軒天の張替完了となります。

コーキング撤去

コーキング新設

古いコーキングを撤去し、新しく充填します。
今回の腐食の原因はコーキングの劣化によるものです。
コーキングの寿命に合わせてメンテナンスを実施しましょう。

今回は外壁のコーキングの亀裂によるものですが、漆喰や屋根の防水紙等の劣化からも雨漏れや腐食に繋がります。
軒天が腐食しているということは内部に雨水が浸入しているということですので軒天の腐食を発見した場合は早急に調査を依頼しましょう。