モルタル外壁の方必見!本当に怖い!?モルタル外壁の崩落
本当に怖い!?モルタル外壁の方必見!モルタル外壁の崩落
築30年~40年と築年数が深くなっていくと、適切なメンテナンスを実施していないモルタル外壁は内部の鉄筋が錆びて、爆裂という現象を起こします。 外壁が崩落して鉄筋が剥き出しになっています。この状態で放置すると漏水します。 |
よく検査を行うといたるところで同症状が見受けられます。 |
こんな状態になっていたら心配で夜も眠れません。
すぐにでも業者を手配して直してほしいですよね。
ここでポイントです。実は、このようなモルタル外壁の崩落は、その部分のみ直しても意味がないのです。
写真のような状況が発生している場合、こうなった原因が何かをまず特定しなければなりません。
この崩落が発生した原因を突き止め、その根本原因を解決しない限りせっかく崩落部を補修してもすぐに再発します。
外壁が崩落する原因として主に下記のことがあげられます。
① 屋上、屋根などからの雨漏れ
② 誘発目地のヒビ割れから外壁に雨水が入り込む
③ 壁内結露による鉄筋のサビ
崩落が発生した場合、まずは上記①~③の原因を解決してから補修に入る事を忘れないようにしましょう。
今回のケースは屋上のシート防水の亀裂による漏水により壁内に雨水が入り込み、内部の鉄筋が錆びて爆裂をおこしました。
そのため、まずはシート防水の改修工事を施工してから崩落部の補修に入ります。
崩落部の補修方法について。あまりお金をかけたくないという方は「Kモルタル」という材料を推奨します。
軽めのモルタルで外壁施工にも食いつきがよいため、簡易的に補修が可能です。
Kモルタル(主剤、硬化剤) |
2:1の配合でゴムバケツで攪拌します。混ぜ始めはマーブル模様ですが、1色のグレー色になるまで念入りに攪拌していきます。 |
攪拌完了 |
モルタル外壁を打診して浮いている箇所は、いずれ崩落するので、予め浮いている箇所は剥離させます。 |
剥離完了、基材がしっかりしている状態の部分まで剥離させることがポイントです。 |
攪拌したKモルタルをコテで外壁に塗っていきます。塗るというより、こすりつけるようなイメージで密着させ、コテで仕上げていきます。 |
塗装仕上げなどで模様を整えない場合は、あえてコテムラをつけて凹凸をつけたほうがほうが目立ちません。綺麗に仕上げすぎないようにすることがコツです。 |
完了1 |
完了2 |
完了3 |
モルタル外壁の崩落は落下により、家族はもちろん通行人などに怪我をさせてしまう事故もあります。
隣家に迷惑がかかるケースもあるので、しっかり改修工事を行いましょう。
そして、崩落部だけでなく崩落した原因を突き止めて解決してから補修をおこなうようにしましょう。
原因について判断しきれない場合、似たような症状があればお気軽にご相談ください。
経験豊富なプロスタッフがおうちを診断させていただきます。