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ベランダ笠木からの漏水を直し同時にデザインも格好良く!

今回はベランダの雨漏り補修工事について、外壁張りと笠木の取り付け、腐食の原因と対策についてお伝えしたいと思います。

まず外壁についてですが、ニチハの木目調サイディングの14mmを取り付けました。既存のサイディングに似たタイプの商品もありましたが折角張り替えるのであればデザインも良くしたいという事で結果的に木目調サイディングを選択しました。

次に笠木の問題についてですが、そもそも下地の腐食が発生した原因は笠木の構造にありました。雨が降り笠木上に落ちてきた雨水は外壁を伝う事なく地面へ落下するようにするのが通例です。降った雨が笠木から直接外壁に伝ってしまう事を伝い水と言います。
長期間にわたって伝い水が続くと、じわじわと雨水が外壁内部へと進行し塗膜を浮かせ下地を腐食させます。なので今後の腐食発生を防ぐには笠木から伝い水が発生しないような構造に造り替える必要があります。

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外壁貼り付け完成 笠木の問題


笠木は様々な取り付け方法がありますが、今回は曲げ加工をいれて成型を行いました。
ガルバリウム鋼板のt=0.35mmの平板をプレスして成型し、天板部分には少し内勾配をつけて笠木とサイディングとの間には発砲ウレタンを注入し強度をだしました。笠木の水切り構造については下記イラストの通り鋭角の曲げを入れる事で水が切れるようにしてあります。
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笠木の構造 笠木の構造イラスト


塗装工事も無事完了し足場解体を行いました。デザインも打ち合わせしていたイメージの通りできあがりました。
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施工前 施工後

外装リフォームとは外壁塗装と違い、ただ単に塗装をしてきれいにするだけでなく構造的な欠陥も改善しながらデザイン性も高めることが可能です。外壁塗装工事=メンテナンスとお考えの方がまだまだ多いと思いますが折角の機会なのでお気に入りのデザインも取り入れてみてはいかがでしょうか。