あなたのお宅の外壁にもコケが生えてませんか?コケの洗浄方法と今後の対策とは。
写真では一見綺麗に見えますがチョーキング現象が起きてました。特にお客様が気にされていたのは北面外壁に発生している「コケ」。建物の付近に土手があり、草が生い茂ってもいるためコケが発生する原因となります。また、建物の北側やベランダの内壁は湿気が溜まりやすくコケやカビがよく発生しています。
施工前の建物 | 施工前 コケの発生している外壁 |
コケやカビを落とすには高圧洗浄での水洗いだけではなく専用の薬剤を用いて洗浄します。
当社ではバイオ洗浄と言って洗浄効果の高い薬剤を高圧洗浄の前に行っています
オリバークリーナー添加 | バイオ洗浄 |
バイオ洗浄とは外壁の汚れやコケを根こそぎ落とすために開発された外壁塗装洗浄専用の洗剤です。
外壁の汚れは外壁塗装前に行う高圧洗浄である程度落とすことは可能ですが、カビやコケというのは根をはりますので、非常に落ちにくくカビやコケを落とすには根っこの部分まで分解洗浄をすることが大切となります。
まずはしっかりと落としてから塗装することが必須です。
そして、今回は塗装後のコケの発生を防ぐための対策をしました。
今回、使用したのはアステック・プラスという防カビ剤です。まず、このアステックの防カビ剤のご説明をします。
現在、日本では特定の13菌の中から3~5菌に対して効果があれば、JIS規格準拠の防カビ剤として認定されています。しかし、一般建築物からの高い頻度で検出されるカビ・細菌は57菌と確認されています。
ということは、市販されている防カビ剤では建物に発生する確率の高い57菌全てに効果を発揮するのは到底不可能です。アステックペイントの防カビ剤シリーズは500種ものカビ・細菌・藻類に効果を発揮します。
使用方法は添加剤タイプなので仕上げ材の塗料に混ぜるだけです。
今回はガイナが仕上げ材でしたので水性塗料専用のアステック・プラスSを使用しました。
防カビ剤を添加 | 通常通りに塗装 |
塗装完了後 | 塗装完了全景 |
写真のように適量を添加してしっかりと撹拌します。そして、通常通りに塗装します。
施工性も全く通常と変わらず、もちろん色も変わりません。
また、これだけ防カビ効果を発揮するにも関わらずとても安全なものです。
日本食品分析センターの急性経口毒性試験で食塩やカフェインよりも毒性がないことが実証されています。
建物にも効果を発揮し人体にも安全、安心です。
塗装で色褪せを改善し、防カビ剤でカビやコケを防止して美観を良く長期的に保ちましょう!