瓦屋根の意外なところに落とし穴が… その対策方法をご紹介
日本の住宅で最も歴史のある瓦屋根には現在では色々な瓦の種類があり、粘土を主成分とする陶器瓦・いぶし瓦、セメントを主成分とするセメント瓦・モニエル瓦、コンクリートを主成分とコンクリート瓦などありますが、その瓦の形というのも多種多様なデザインで作られています。
瓦は耐久性が高く劣化しづらい物なのですが、実は放っておくと屋根の下地を痛めてしまう可能性があります。
写真のように、一見なんの変哲もない洋風瓦でも鳥の被害をかなり受けてしまいます。これは、洋風瓦の波が大きく下地と瓦の隙間が空いてしまうせいで、その隙間に鳥や害虫が巣を作ってしまうからです。
こちらの御自宅では、谷樋の流れる位置にある横樋に鳥からの被害を受け割れてしまっていました。
鳥や害虫は2cmの隙間さえあればそこから侵入して巣を作っていきます。そういった被害をなくすには、瓦の隙間にスチールメッシュと呼ばれる金物を加工して詰めていくことで鳥や害虫が入る隙間をなくしていきます。
谷樋や大棟、降り棟など順番にスチールメッシュを隙間なく詰めていき、鳥が入る隙間もなく巣を作ることもないので被害を限りなく無くすことができました。
いかがでしたでしょうか?リフォームスタジオニシヤマは外装リフォーム専門店です。
外壁塗装だけではなく、防蟻工事や防鳥工事まで承っています。
漆喰とは屋根の棟(瓦屋根の一番上)の土台部分にある白い物のことをいいます。
漆喰の役割としては瓦屋根の棟部分の中に雨水の侵入を防ぐことにあります。
棟部分の中に水が浸入することにより、棟の崩れやズレが起こってしまいます。また棟部分の中の土などが流出して最悪のケースは雨漏りにつながってしまう危険性の高い箇所となります。
漆喰のメンテナンスサイクルは15年から20年といわれており、定期的な点検や補修を推奨します。
漆喰は瓦屋根の棟だけではなく様々な箇所に施工されています。
今回はその中の一つ雀口部分の漆喰工事について紹介していきます。
雀口とは?
雀口とは軒先部分の瓦の隙間のことです。瓦屋根の一番下(はじまり)の部分のことです。
陶器瓦は反っており瓦を重ねることで先端に隙間ができてしまいます。その隙間に雀が入り込んでしまうことが由来となり雀口と呼ばれるようになりました。
雀口は雀や害獣などの侵入を防ぐ役割の他に軒先の土が流れ落ちないための役割をしています。
こちらも定期的なメンテナンスが必要になりますが
面戸という部材を使用することで今回を最後のメンテナンスにすることができます。
今回は面戸について簡単に紹介していきます。
上記写真ですが、
雀口部分の施工前と施工後になります。
面戸を施工することにより高級感と通気性がよくなります。
面戸を数枚重ねていきます。
面戸取付けの施工中と全体です。
こちらの工程をもって完成です!
リフォームスタジオニシヤマでは屋根工事に関してもしっかり知識を持っております。お客様の建物の
現状を確認しそれに適切なご提案、ご説明をいたします。
漆喰工事や屋根の雨漏れや状態が心配な場合や気になる方は是非、一度ご連絡ください!