台風対策。屋根瓦のラバーロック工法~メリット・デメリット~
屋根瓦のラバーロックについて
ラバーロック工法は瓦の落下を防ぐために瓦同士をコーキング材などで接着し、地震や台風などの強風時でも瓦がズレることを抑え、落下、飛散しにくくなるといったメリットがあります。
しかしラバーロック工法にも、メリット、デメリットがございます。今回はラバーロック工法のメリット、デメリットをご紹介致します。
メリット①
互本体の耐用年数は約50年以上、スレート、カラーベスト屋根や金属屋根とは異なり高耐久素材です。
そのため、何十年もすると、瓦の歪みやズレなどが生じます。このズレなどから雨水が浸入すると雨漏りの原因のひとつになります。
ラバーロック工法で瓦同士をコーキングで接着し雨水の浸入を防ぐことで雨漏りに発展することを防止してくれます。
メリット②
築年数にもよりますが瓦は釘などで固定されていないケースがあります。構造的にいえば瓦は屋根に乗っているような状態になります。
そのため、地震や台風などの大きな揺れや強風時に瓦がズレたりして、飛散や落下してしまう危険性もあります。
そこでラバーロック工法で瓦同士をコーキングで接着することで、瓦の落下やズレ、飛散を防止することができます。
メリット③
葺き替え工事などを施工する際、既設の瓦を使用するケースが多いですが
ラバーロックすることでうまくめくることができず再利用することができないケースがあります。
メリット④
誤った方法でラバーロックを行うと瓦内部の通気が悪くなり湿気がたまる原因で下地が傷む要因になります。
また雨水などがうまく排出されず雨漏れにつながることもあります。
【まとめ】
ラバーロック工法をオススメするパターン
・葺き替えまではしたくないが強風などの対策を行いたい
・予算を抑えて工事がしたい
雨漏れなど起こしているケースに関してはラバーロックをしても止まりません。
屋根ふき替えなど抜本的な改修が必要です。
そのため状況に合わせて使い分ける必要があります。
また正しい施工方法でないとかえって雨漏れの要因になったりするので専門的な知識のある会社に依頼することが必須です。
屋根についてご検討の方はぜひリフォームスタジオニシヤマにご相談いただければと思います。