雨漏り個所の意外な【落とし穴】
最近では外壁塗装という言葉もかなり認知定着されてきていると感じますが、建物のメンテナンスに置いて塗装で建物を保護するというには少々無理があると常々感じています。
外壁塗装というより建物を保護する痛みにくくするという点では外壁塗装という言葉より、「外装リフォーム」という言葉の方がしっくりくると思います。
外装リフォームを語るうえで様々なポイントがありますがやはり最も留意すべきところは雨漏りです。
雨漏りには複数の要因が考えられますが今回は雨樋からの雨水の侵入について取り上げます。
北海道の一部以外の日本の住宅のすべてに雨樋が取り付けられている縦樋についてです。
一般的に建物の4隅には縦樋が取り付けられていますが写真のようにコーキング部分に樋受け金物が取り付けられている場合が多く存在します。
私の感覚では注文住宅より分譲住宅、ハウスメーカーより一般の工務店に建てられた建物に多く存在し全体の4割程度このような施工がされていると感じます。
実はこの取付方法は新築時の「施工不良」です。
コーキングというのは紫外線や経年劣化でその柔軟性を失い硬化を始めますそうするとこの樋受け金物から雨水が伝わり構造部である柱に浸水していきます。
先ほども述べた通り基本的に建物の四隅に取り付けられている為、こうした場所には通し柱が多く存在し、腐ってしまうと取り換えのきかない状態になります。
また水分を含んだ木材にはシロアリを呼ぶ危険性が高まり腐食だけでなくシロアリ被害も併発する事態を招きます。そうなる前に外壁塗装、外装リフォームなどの建物外部をリフォームする際にはこうしたところをしっかりと修復し建物が傷まないような適切な処置が必要となります。
ただ、すでに取り付けられている竪樋を交換するというのは施工的に意外と難しく外観も著しく損なってしまいます。
そこで外観を損なわず雨水の侵入も防ぐことができる樋受け金物を使って改修していきます。
写真のようにT字型の金物を使用することでコーキング部分に打ち付けることなく綺麗に収めることができます。その際の注意点として新しく固定する部分に捨てシールを打つことでさらに柱などの構造体、外壁内部への雨水の侵入を防ぐことが可能になります。
こうした個所は雨漏りとして非常に発見し辛く何かしらの症状が確認できた時点ではすでに手遅れになっているケースが多いため「予防」という観点からも適切な施工をお勧めします。
簡単にチェックできる部分ですのでご自宅の雨樋も一度確認してみてください。
外壁塗装というより建物を保護する痛みにくくするという点では外壁塗装という言葉より、「外装リフォーム」という言葉の方がしっくりくると思います。
外装リフォームを語るうえで様々なポイントがありますがやはり最も留意すべきところは雨漏りです。
雨漏りには複数の要因が考えられますが今回は雨樋からの雨水の侵入について取り上げます。
北海道の一部以外の日本の住宅のすべてに雨樋が取り付けられている縦樋についてです。
一般的に建物の4隅には縦樋が取り付けられていますが写真のようにコーキング部分に樋受け金物が取り付けられている場合が多く存在します。
このようにコーキング部分に金物が取り付けられています。 |
私の感覚では注文住宅より分譲住宅、ハウスメーカーより一般の工務店に建てられた建物に多く存在し全体の4割程度このような施工がされていると感じます。
実はこの取付方法は新築時の「施工不良」です。
コーキングというのは紫外線や経年劣化でその柔軟性を失い硬化を始めますそうするとこの樋受け金物から雨水が伝わり構造部である柱に浸水していきます。
柱が腐ってしまっている状態です。 |
先ほども述べた通り基本的に建物の四隅に取り付けられている為、こうした場所には通し柱が多く存在し、腐ってしまうと取り換えのきかない状態になります。
また水分を含んだ木材にはシロアリを呼ぶ危険性が高まり腐食だけでなくシロアリ被害も併発する事態を招きます。そうなる前に外壁塗装、外装リフォームなどの建物外部をリフォームする際にはこうしたところをしっかりと修復し建物が傷まないような適切な処置が必要となります。
ただ、すでに取り付けられている竪樋を交換するというのは施工的に意外と難しく外観も著しく損なってしまいます。
そこで外観を損なわず雨水の侵入も防ぐことができる樋受け金物を使って改修していきます。
写真のようにT字型の金物を使用することでコーキング部分に打ち付けることなく綺麗に収めることができます。その際の注意点として新しく固定する部分に捨てシールを打つことでさらに柱などの構造体、外壁内部への雨水の侵入を防ぐことが可能になります。
こうした個所は雨漏りとして非常に発見し辛く何かしらの症状が確認できた時点ではすでに手遅れになっているケースが多いため「予防」という観点からも適切な施工をお勧めします。
簡単にチェックできる部分ですのでご自宅の雨樋も一度確認してみてください。