今回はセキスイかわらＵの屋根葺き替え工事をご紹介いたします。

まず、セキスイかわらＵとはどのような建材かご説明いたします。

1975～2007年の初期の屋根改修専用屋根材として、瓦の半分の重さで、瓦のような表情のデザインにできるということで、古い板金屋根などのリフォームで流行った建材です。

しかし、1990年以降のセキスイかわらＵで割れが多数発生して2007年に販売終了しました。

1990年までは石綿が入っており、問題はありませんでしたが、1990年以降のものはゼロアスベスト、石綿抜きで発売したところ多数の不具合が起きてしまいました。

その不具合の状態がこちらです。

表面は剥離して、色あせも多く、場所によっては割れています。強風などで、家の下まで落ちてきたそうです。

実際に近くで見るとボソボソで触るとすぐに割れてしまいました。

こんな状態ですと、塗装は絶対に不可能です！まず、屋根に乗ったところで割れてしまいます。

そのため、必ず葺き替え工事が必要です。

葺き替え工事した施工例も紹介します。

まずは既存のセキスイかわらＵを全て撤去します。撤去して処分するにも大変でした。

セキスイかわらＵを施工する前は瓦棒の板金屋根でした。

その状態のまま、新しい屋根材を葺き替えることは、できないのでベニヤを増し張りします。

その次に根本的な防水材となるルーフィングを張ります。

ここまで施工完了できれば、一安心です！
この後は今回、勾配も緩いためガルバリウム鋼板の立平板金を施工しました。
紫外線にも強く、20年ほどは色あせの心配もないです。

屋根を葺き替えるのは大工事ですが、雨漏れの心配もなくなりお客様も喜ばれていました。
当社では塗装工事だけではなく、今回のような屋根工事も対応しています。

リフォームスタジオニシヤマにお気軽にご相談下さい。