外壁メンテナンス時の塗り替えで塗りつぶしはしたくないなぁ~再現工法編~
外壁塗装 再現工法をご紹介します。
以前ご紹介しました【再現工法】の記事で色の決め方を紹介しました。再現工法とは外壁塗装や塗り替えなどで単色で塗りつぶすのではなく、目地とタイル調部分の色を塗り分けて、新築時のような外壁を再現する工法です。
今回は施工した建物が完成しましたので施工手順とともにどんな仕上がりになったのか紹介していきます!
こちらが施工前になります。 コーキングの目地部分は塗りつぶされないように事前に養生をしていきます。(黄色いテープの部分) |
目地色になる色を全体に均一に塗布していきます。 |
全体に面目地色が入ったら、次にタイル面の塗装を行っていきます。 |
目地に色が入らないように固いローラーで丁寧に目地以外のタイル部分を塗装していきます。 |
はみ出てしまった部分は筆でタッチアップ補修を行います。この辺りは繊細な技術が求められます。 |
目地、タイルともに仕上がりましたら保護のためにクリヤー塗装を2回施していきます。この工程は省いても問題ありませんが、できればコーティング、保護の意味合いから施工しておいた方が長持ちします。 |
上品な艶感、そしてしっかりと保護されました。こうして再現工法を行うことで美観を損なわず新築時のような外壁に蘇ります。 |
完成です。単色で塗りつぶした場合に比べると、高級感がありますね。 |
ビフォーアフターでかなり印象が変わりました。お客様からも期待通りにとても満足いただけました。
再現工法自体シミュレーションなどでイメージすることが難しいため、現場で実際の外壁の一部に上記のように試し塗りすることができます。
再現工法は非常に手間はかかりますが満足度は最高です。タイル調の外壁だけでなくレンガ調の凹凸のある外壁にも同様の工法、リッチトーン工法があります。目地とタイル、レンガ調部分の色は自由に選択可能です。
この外壁の柄気に入っているから残したいなぁ、塗りつぶすしかないかな?クリヤー塗装したいけどだいぶ痛んでいるな・・・などでお悩みの方はリフォームスタジオニシヤマまでお気軽にご相談ください!
【補足】
外壁の劣化がそれほど目立たない状態であればクリヤー塗装をお勧めします。クリヤーを塗布することで発色がよくなり現状よりも色が濃く見えるので仕上がりにはご満足いただけると思います。ただし劣化状況によっては逆に劣化している部分が目立ってしまう可能性もありますのでクリヤー塗装を行う際には早めの塗装が最適です。価格も再現工法より安価に納められますので、こちらも大きなメリットですね。