【天窓雨漏れ対策】トップライトのエプロン交換工事
【1】豊田市のお客様で、トップライトから雨漏れしてくるとのことで、調査を行いました。
診断の結果トップライトの下のエプロンの劣化による雨漏れであると判明しました。
今回は、エプロンの改修工事についてご紹介いたします。
■トップライトのエプロンとは
エプロンとはトップライトの周辺部材で瓦やセメント屋根の凹凸のある屋根材の軒先側に使用されています。
エプロンの役割はトップライト軒先側と瓦の高さが違うため、その部分に雨がたまらないように素材の柔らかいアルミ製・鉛製のエプロンで段差を軽減させるのです。
これらのエプロンは経年劣化により、亀裂発生や腐食してきてしまうため交換が必要となります。
■施工事例紹介
上記写真は施工前の状況です。
エプロン部分の経年劣化により浮きや腐食が見受けられます。瓦をめくってみると、亀裂も発見しました。
周辺の瓦を撤去しています。瓦の下の木部も腐食しており、雨水が浸入していたことがわかります。
腐食した木部を取り替えてエプロンを新設します。
綺麗に仕上がりました。
今回は天窓からの雨漏れで軒天も腐食していたので、そちらの張替えも行いました。
トップライトは採光には非常に適していますが、雨漏れのリスクも非常に高い箇所になります。
放置していると腐食がより広がり、エプロンの交換だけでは済まなくなるケースがあるので注意しましょう。
【2】屋根から採光をとるために設置してある窓のようなものをトップライトと言います。または天窓とも呼びます。
トップライトは屋根に設置してあり、雨漏りのお問合せもよくあります。
今回もトップライトの上部より雨漏りがあり、撤去して瓦で塞いでしまう修繕工事を行います。
まずは施工前の写真です。
室内のトップライト周りは雨漏りによりカビが発生しています。
屋根側は一見問題なく見えますが、トップライト周りの板金(銅板)に穴が空いていました。
まずは瓦を外してトップライトを外せる状態にします。
瓦は釘で止めてあり、1枚1枚外します。また、使用できるものは復旧するので丁寧に外します。 トップライト周りの板金(銅板)を撤去したところ雨漏りの原因が判明しました。
今回の原因はルーフィングという防水紙がトップライトの下地の立上りまで施工されておらず、瓦のなかに入った雨が野地板に染み込み長年の雨により被害が大きくなってしまっていました。
トップライトをどうしても残したい場合は防水紙を正しく施工して、雨漏りしないようにすることもできますが、今回は撤去して塞いでしまうことで確実の今後雨漏りしないような施工方法を選択しました。
塞いでしまう場合は開口部分を野地板で塞ぎ、防水紙も上から被せて施工して瓦の中に入っても野地板に染みないようにします。 その後は、桟木を取り付け、瓦を復旧します。もちろん今回、開口部分は瓦を新しくして復旧します。 塞いでしまえば、設置してあったことが全く分からないですね。
以前は自然光を確保したいがために、トップライトを設置される建物が多いです。
ただ、年数が経つと軒並み雨漏りする不具合が起きています。 建築法的に採光をとるために設置することもありますが、将来的なリスクを考えて設置されることを推奨します。 また雨漏り状況によっても修繕方法は変わります。 今回は撤去して塞ぐ施工方法を選択しましたが、応急処置ももちろんできます。
【3】
トップライト(天窓)が雨漏りしやすいってご存じでしたか?トップライトは繋ぎ目が多く付ける際にも色んな部材を組み合わせて設置しているので、紫外線により伸縮膨張を繰り返し部材自体が劣化すると段々隙間が開いてきてしまいます。すると、トップライトのスペースには防水機能がないため簡単に雨漏れします。
今回はトップライトから雨漏れしてしまっていたお客様の御自宅の屋根カバー工事を依頼されたので、一緒にトップライトを撤去してしまう形でご提案し工事を行いました。
築27年でトップライトからの雨漏れが起きていましたが、そうなる前に定期的なメンテナンスが必要になります。例えば、トップライト部分の点検を行い、隙間が開いている部分にはコーキングで防水処理をするなどして耐久性を伸ばし最終的に取っ払うか、改めてコーキングで防水処理を行い続けるなどやり方は様々です。ただ、何度も何度も業者に頼んでしまうと人件費がかさみ結局高くつくので、ライフサイクルコストを考えてメンテナンス方法は検討していく必要があります。
トップライト撤去工事の流れ
トップライトは雨漏れの原因にもなりますがお洒落さは抜群です。
しっかり残されたい方はこまめなメンテナンスを。そこまで必要ないかなと思われている方は撤去を。ただ、屋根なのでそう簡単には見ることが出来ないので気になる方はプロにお任せください。
【4】
トップライトとは屋根についている窓です。天窓とも言われています。
トップライト(天窓)は光や風通しのよくするために設置されます。
開閉できるタイプとできないタイプがあるのも特徴です。
■メリット
あかりとりなどの効果がある
■デメリット
雨漏りする
トップライト(天窓)から雨漏りする原因
原因は複数ありますが多くは下記の3つが多いです。
1.窓周りのコーキングの劣化
2.瓦側にあるエプロン部分の経年劣化
3.ルーフィング施工不良
今回は雨漏りが心配で交換をご依頼いただきました。
その施工を紹介していきます。
施工事例
こちらは施工前の状況です。
エプロン部分の経年劣化が見受けられます。 この屋根材に割れやめくれがある場合雨漏りのリスクが高くなります。
こちらはトップライト回りの瓦撤去です。
止水処理のため様々な施工がされているため瓦を撤去します。 またトップライトをおさめるために加工された瓦なども撤去します。
こちらはトップライト取り外し後です。
板金処理されているものを撤去します。 その後新しい下地を作成させていただきます。
こちらは瓦を施工するための下地作成と瓦葺きです。 新たに作成した下地にはルーフィングが施工されていないため作成させていただきます。 瓦を止める瓦桟も取り付けていきます。 最後は瓦を葺いて完成です。
リフォームスタジオニシヤマでは屋根に関してもしっかりとした知識を持っております。
トップライトが施工してあり、雨漏りがご心配のお方は是非、一度ご連絡ください。
また雨漏れによって大掛かりな工事が必要になる前に屋根の点検を定期的に行うことが大切です。
屋根の点検を行っているので、気になる方お気軽にお問い合わせください。
【5】
お客様より天窓部分から雨漏れがあるとご連絡頂きお伺いしました。
室内を確認すると天窓下からの雨漏れが確認できました。天窓からの雨漏れを止める方法としては主につあります。
①放水試験などで水が侵入しているピンポイント箇所を特定し部分補修する
②天窓を新しいものに交換する
③天窓を撤去して撤去した箇所に瓦をふせる
今回はお客様のご要望をヒアリングして天窓を撤去して撤去した箇所に瓦をふせることになりました。
撤去した箇所に瓦をふせる工事を行うにあたり既存の屋根材が現在も製造されているか、また製造されていなくてもどこかに在庫があり手に入るかを確認する必要があります。もし手に入らない場合は天窓がある面の瓦を葺き替えるか全面葺き替える必要が出てきてしまいます。そのため事前に瓦を確認の上、メーカーに確認して施工方法を決めることを推奨致します。ここからは天窓を撤去して撤去した箇所に瓦をふせる工事を実際の写真を基にご紹介していきます。
施工事例
周りの瓦を剥がしたらいよいよ天窓を撤去します。
最後に瓦を伏せていきます。
今回は既設瓦の製造が終了しており在庫に既設瓦の色がなかったためお客様に了承を得て色違いの瓦を使用しました。
【6】
トップライトとは天窓やルーフウィンドウとも呼ばれるもので屋根面に設置されています。設置することによりお部屋全体が明るくなることや換気ができる、開放感があるなどのメリットがあります。
しかし、雨漏れが発生するという大きなデメリットがあります。
そのため新築時にトップライトが設置してあるご自宅でも必要性を感じなくなったのであれば撤去してしまうのも1つの方法となります。ここからはトップライト撤去工事についてご説明していきます。
施工事例
撤去前のトップライトです。こちらのご自宅では既に雨漏れが発生しておりました。
次に周りの瓦を剥がしていきます。
周りの瓦を剥がしたらいよいよ天窓を撤去します。
今回は下地が腐食していたので下地も組みなおしていきました。
下地を組み終わったらルーフィングを施工していきます。
最後に瓦を戻していきます。
完成です!
- 現在、トップライトのメンテナンスや撤去を考えられている方はお気軽にリフォームスタジオニシヤマまでご相談ください。
■まとめ
リフォームスタジオニシヤマでは屋根の構造に関してもしっかりとした知識を持っております。
トップライトや谷樋などの屋根からの雨漏りがご心配のお方は是非、一度ご連絡ください。
屋根の点検を行っているので、気になる方お気軽にお問い合わせください。