「お役立ち情報」これから中古住宅を購入し外壁塗装をされる方へ
中古住宅購入と同時に外壁塗装をしたい!
中古住宅の購入の際には物件探しや住宅ローン、現在住まわれている住居の退去手続きや引越しの手配など様々行う事があり大変かと思います。
しかし一生で最も大きな買い物である中古住宅の購入の際には少しでも負担が少なくなるようにしたいものです。
そこで今回は中古住宅購入の方が殆ど一緒に行う外壁塗装や外装リフォームについてのお役立ち情報を掲載したいと思います。
まず中古住宅をキャッシュで購入される方は殆どいませんので住宅ローンをくむことになります。そこに外壁塗装の費用も住宅ローンに組み込めると金利も安く安心ですよね。
しかし先ほど挙げたような諸々の手続きに忙殺されどうしても不動産業業者にお任せしてしまうケースが少なくないようです。
お任せする事で楽にはなりますが残念ながら支払総額と金利は高くなってしまいます。これは通常、不動産業者は外壁塗装などの工事は施工店に丸投げをし、手数料やいわゆるマージンを取るここが通例だからです。
しかしながら初めて行う外壁塗装、どこをどうすればよいのか金額も工事内容も全く見当がつかないことが通常です。そこで一般的な戸建て住宅の外壁塗装の費用を算出できるツールをご用意しましたので概算を掴む感覚で試してみてください。
ただし、ここで知っていただきたいのは外壁塗装などの工事はただ塗装すればよいというものではなく今後永きにわたって住み続けるために適切なメンテナンスを行うという視点です。
我々もたくさんの中古住宅の外壁塗装を手掛けてきましたがなぜか大手ハウスメーカーの物件よりも地元の工務店やビルダーが建築した中古住宅を購入する方が多いものです。こうした工務店の建物の中には残念ながら新築時の施工不具合が比較的多く見受けられます。特にベランダ回りの漏水などの確率が高く、雨漏れ部分を適切に修繕しておくことが最も重要です。
外壁塗装で建物の外観がきれいになると同時に本当に安心して住める住宅の購入が大切ですね。
中古住宅購入の際に注意して見ておくべきポイント
注意して見ておく屋根外壁ポイントは大きく2つあります。
「1つ目」
・ベランダの外壁の塗装がほかの部分と比較して著しく痛んでいないか。
・ベランダを下から見上げた時天井(軒天)にシミがないか。
・ベランダ直下の部屋の天井に雨染みがないか。
などです。
こうした現象が見受けられる場合は十中八九何らかの不具合が起きています。
これは外壁塗装を行っただけでは直りませんのでしっかりとした修繕工事が必要となります。
こんな感じに軒天にシミがあると雨漏りしています。
「2つ目」
・屋根がどのような材料で葺かれているか。
・スレート系(カラーベスト、コロニアル)の場合、どこかのタイミングで葺き替えや、カバー工法と言って金属系の屋根材を既存屋根に被せる必要が出てくる。
・セメント瓦の場合、劣化がひどくなりすぎると葺き替えが必要となる。
(モニエル瓦と呼ばれるものは現在生産されていないので補修ができない)
・塗装が可能な場合、高い施工技術と適切な塗料選定が必要となる。
こちらはスレート系屋根材、カラーベストです。
少し専門的な要素が含まれていますのでわかりにくいかもしれませんが親切な仲介業者であればアドバイスしていただけると思います。
中古住宅購入で住宅ローンで注意すべきこと
また手続きとして気を付けて頂きたいのが一体型住宅ローン(中古住宅費用と外壁塗装などのリフォーム費用を合算して借りるローンの事)を利用する場合は中古住宅の購入申し込みをしてから契約まで概ね1週間ほどですので、購入を申し込んでから外壁塗装の見積もりをとっても間に合わないのですね。
気に入った物件が見つかったらすぐにリフォーム業者や外壁塗装業者に連絡し見積もりを入手してから申し込みをしておくと安心して契約手続き、一体型住宅ローンの申し込みを行う事ができます。
業者探しや選定は確かに手間がかかりますが毎月の支払金額を少しでも抑えるためここには時間をかけて頂きたいと思います。
またこの段階で良い施工業者とつながることで永い付き合いもできるようになりますので住宅の困りごとなど相談に乗ってくれることがメリットですね。
中古住宅を購入して外壁塗装やリフォームをするお客様が増えてきているなかで、私の感覚では2000年前後以降に建てられた戸建て住宅は中古住宅でもしっかりとした施工がされており比較的雨漏れも少なく、十分な耐震性と気密性を備えておりこの先何十年と住むことができると感じます。
実際に私の自宅も2000年に建築しましたが、まだまだどこも問題なく快適に住んでいます。
また政府機関である国土交通省も中古住宅活性化の中で「少子高齢化が進行して住宅ストック数が世帯数を上回り、空き家の増加も生ずる中、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く使う」社会に移行することが重要であり、政府としても、既存住宅流通・リフォーム市場の環境整備を進めていきます。」と定義しています。
これから中古住宅を購入し楽しく明るい家庭生活を築いていくためにぜひ頑張ってください!